【科学】「人間の死体を他惑星に送れ」米生物学者が人間から地球外生命を誕生させる「逆パンスペルミア説」を提唱!

地球上の生命は宇宙から飛来したとする「パンスペルミア説」を地で行く、「“逆”パンスペルミア説」が科学者の間でにわかに盛り上がっている。地球の生物を火星やプロシキマ・ケンタウリに送り込もうという驚愕の学説をご紹介したい。
■死体を宇宙空間に放出→生命誕生
米天文雑誌「アストロノミー(Astronomy Magazine)」(10月24日付)によると、極限環境生物を研究する米ルイジアナ州立大学の微生物学者ゲイリー・M・キング教授が、人間の体に生息する一部のバクテリアは地球環境外――他の惑星に根付き繁殖することができると主張。バクテリアを保有する死体を宇宙空間に送り込めば、いずれ新たな生命が誕生する可能性まであるというのだ。
「『宇宙空間で生存可能な微生物を死体で運搬できるのか?』という問いに対する私の答えは、イエスです」(キング教授)

「我々は永久凍土の中から微生物を取り出したことがあります。仮死状態で100万年間生き延びる微生物もいるのです」(同)
「火星のように比較的地球から近い惑星でしたら、熱や乾燥に強い芽胞菌は間違いなく生き残ります」(同)
「無芽胞菌でも、乾燥と放射能に強いデイノコッカス・ラディオデュランスのような微生物なら、別の惑星の過酷な環境下でも生存できると思います」(同)
このように、キング教授は理論的には可能であると断言しているが、そのためには3つの重大な要素があるという。
●どうやって死体を無事に惑星まで届けるか
現在の宇宙服では別の惑星に辿り着いたとしても、他惑星の地上に着く前に微生物もろとも大気圏で燃え尽きてしまう。そこで必要になるのが宇宙船であるが、それでも大気圏への再突入には常に危険が伴う上、無事に目的の惑星に到着したとしても、自動的にドアが開かれ、微生物を外に放出する必要がある。
●微生物の保存
微生物を無事に惑星に届けるためには、宇宙船内の死体が適温(水分が氷結しない程度の温度)に保たれる必要があるという。最適な環境なら、微生物は世代交代を重ねながら相当な期間生存することができるそうだ。
「ミミズや昆虫がいない環境なら、無数の世代の微生物が何千年も繁殖できるだけのエネルギーを人間の体は提供できます」(キング教授)
しかし、そのような努力さえ必要ないかもしれないと教授はいう。死体を凍結乾燥してしまえば、微生物を長期間保存することは難しくないそうだ。目的の惑星に到着したら、死体を解凍し、適度な水分を供給すれば微生物は活動を再開するという。
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コメント
大気圏で燃えるのが心配なら
人工的な隕石でも作ったら良いんじゃないか? 安直すぎるかw
「進化の可能性があるバクテリアの移植」という目的なら
何も人間の死体(まるごと)を使わなくても良いんだからさ。
小動物の遺体や、人体の一部を人工隕石の中央に納めて投下したら良いんじゃないだろうか。
それでもって。
放射線が心配なら、身近な場所へ届ければ良いじゃない。
月でも金星でも火星でもさ。
暑い惑星なら、地球の原初の海から生き残ってきた藻類を使えばいい。
熱にも放射線にも強い種類があるよ。
雲や藻類の出す酸素でオゾン層ができるまでは、地球も過酷な環境だったんだから。
バクテリアを保有する体は、別に人間である必要はないと思うんだよね。
こだわる理由は何だろう?
中核を哺乳類のバクテリアを持つ肉にして。
外回りに藻類のバクテリア。
これを人工隕石に入れて近隣惑星へ投下したらOKな気がする。
今でさえ詳細に調査・観測できない遠隔地の惑星(放射線でバクテリアが消える距離)へ送ったら
たとえバクテリアの着陸が成功しても経過を見れないよw
バイオテロはどの星でも起きてしまうのだから
それを押してやるなら、成功を期して近隣の惑星が良いと思うなぁ。
人間にとっては無害でも、別の星の生き物には有害かも知れない。バイオテロをやらかさない様に、何もない星に送ろうね。
つまり地球の最初の生命も、何処かの宇宙人の送り込んで来た『死体』からの可能性もあるという事ですね。
その後もずっと「観察」をしてて、時々「神様」とか送り込んで来ているのかも