箱詰めされた宇宙人のミイラ!? 衝撃映像を徹底検証してわかった“事の真相”とは？

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■明らかになった事の真相

　あまりにも話が似すぎている――どうも怪しい。

　検証を続けると、動画について異なる説明がされているニュース記事を見つけることができた。記事によれば、謎の箱“No. 24”はナチスドイツの秘密組織によって、ロシアのコーカサス地方に隠されたものであるという。

　もっともらしい説明だが、これは間違いだ。なぜなら筆者は、ナチスドイツの秘密組織が残した謎の箱に関するニュース（ここでの説明とまったく同じ内容のもの）を過去に取り扱ったからだ。コーカサスで発見された箱の中身はマッチや指輪などの品物で、エイリアンの遺体ではなかった。

　話が二転三転する――いよいよ怪しい。

　さらに情報を集めると、別のニュース記事にたどりついた。記事は動画について真剣に考察を加えたのち、タネ明かしをしていた。

「この不思議な箱“No. 24”は、芸術家のジェイコブ・ピーターソンによる傑作以外の何物でもありません」

　名前の挙がった芸術家・ピーターソン氏のウェブサイトでは、バービー人形の部品をはじめ、パンを包む袋や乾燥したライスヌードルなどでミイラ遺体を作ったと紹介されていた。つまり、何者かがピーターソン氏の作品の画像を流用して動画を作成し、拡散するうちに尾ひれがついて真実味を帯びたというのが真相らしい。

画像は「YouTube」より

　いずれにしても、本物ではないにせよ、身近な品物でこれだけの作品を作り上げるピーターソン氏の腕前は見事だ。彼のサイトでは架空の生物の剥製や、グロテスクなクリーチャー、スチームパンク的な装飾品など、ぎょっとするような作品が数多く公開されていた。Facebookのアカウントでは製作の過程も詳しく掲載されているので、ものづくりが好きな方はぜひ足を運んでみてほしい。
（文＝Forest）

参考：「Disclose.tv」、「Alien UFO Sightings」、「Curiomira」、「ピーターソン氏のFacebook」、ほか

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

 
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