日本のマスコミもまんまと騙された! 北朝鮮の「スパイ活動・情報操作」の詳細な実行手順が暴露される(ジャーナリスト語る、朴槿恵降ろし全貌)

日本のマスコミもまんまと騙された! 北朝鮮の「スパイ活動・情報操作」の詳細な実行手順が暴露される(ジャーナリスト語る、朴槿恵降ろし全貌)の画像1画像は、朴槿恵/Wikipediaより

 韓国の政治に激震が走っている。朴槿恵(パク・クネ)大統領とその親友である女性実業家、崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入スキャンダルをめぐり国民の怒りが爆発。ついに今月9日、大統領は弾劾訴追案の可決により職務停止に追い込まれ、黄教安(ファン・ギョアン)首相が大統領権限を代行するという、実質的な“大統領不在”状態に陥っているのだ。稀に見る大混乱が続けば、海外における韓国の印象悪化を招くのみならず、市場にも悪影響を及ぼすとの見方もある。

 トカナでは以前から韓国のこの混乱に北朝鮮が関与している可能性を唱えてきたが、編集部に寄せられた信頼できる北朝鮮ジャーナリストからの情報によって、やはり、一連の大混乱は、北朝鮮による工作活動が功を奏した結果だったということが明らかになってきた。すべては、最終的に朴槿恵政権を退陣へと追い込み、北朝鮮にとって有利な“従北政権”を登場させたいアノ男、そう、金正恩の思惑通りに動いているというわけだ。

■ジャーナリストが決死の覚悟で明かした“北の動き”

 トカナ編集部が接触したジャーナリストは「極めて確度の高い情報である」と前置きしたうえで、深刻な面持ちで次のように語り始めた。

「朴槿恵の没落ですが、やはり北が絡んでいた。職務停止が現実のものとなった今、ここぞとばかりに北は工作を活発化させています。金正恩はすでに『当面は核ミサイル実験を見合わせ、まずは朴槿恵政権の退陣に全力を注ぐように』と朝鮮労働党統一戦線部に指示したそうです」

「しかも、北の対外諜報・工作機関である偵察総局に対しては、『現在のデモが暴徒化する方向に動いた場合には、即座に介入する準備を整えろ』と命じています」

「それだけではない。アメリカでトランプ政権が誕生する直前ということもあり、『在韓米軍が撤退するならば、核を放棄してもよい』という“欺瞞情報”を海外に流すことも決めていた」

「これは、北朝鮮の海外向けラジオ放送が最近16年ぶりに『暗号放送』を再開させて、“乱数放送”を14回(11月末までに)にわたって流したこととも無関係ではないはず。これは、海外に点在するスパイへの指令だったのでは? と囁かれています」

■韓国内の従北勢力も巧みに利用する北のしたたかさ

 確かに、これまで朴槿恵大統領は、国連安保理での制裁決議を主導するなど対北強硬策を講じてきた。北朝鮮にとって、邪魔な存在であることは間違いないだろう。しかしそれにしても、工作活動によって一国の大統領を引きずり降ろすことなど可能なものだろうか? ジャーナリストは続ける。

「北の工作活動はかなり巧みです。まず、韓国のデモを支援し、そこで状況が悪化すれば衝突を煽り、デモ隊に死者が出るように仕向けて人民抗争を起こすことまで考えている」

「しかも、韓国の最大野党『共に民主党』にもデモを煽らせているから厄介だ。同党の秋美愛(チュ・ミエ)代表は、この混乱に乗じて同党の前代表である文在寅(ムン・ジェイン)を当選させるため、“デマ”を盛んに発言。『朴槿恵が戒厳令まで準備している』などを流布してデモを煽った」

「北は北で、こうした“従北勢力”から次期大統領を出し、武力を行使しなくても統一が達成できるということで、両者の利害が一致しているため、共同工作を行っているとみられています」

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