チリ政府が公式認定したUFO映像が公開される! 黒い噴射物、ステルス性能… 謎すぎる特徴に全世界戦慄
■噴射物は肉眼で見えず、機体もレーダーに映らない……!?
さて、問題の飛行物体の調査に当たったのは、UFOやUAP(未確認大気現象)を専門に調査する「CEFAA」というチリの政府機関だ。UFOを調査する国家機関が存在するというのは驚きだが、それほど頻繁にUFOが出現するのだろう。この組織は、チリ空軍の管轄下に置かれ、軍事専門家や多岐に渡る分野の技術者や天文物理学者などによって構成されている。
「CEFAA」の発表によると、ヘリコプターの搭乗員2名は肉眼でUFOを確認後、赤外線カメラを使って観察に当たった。しかし、UFOが放出する噴射物を肉眼で確認することはできなかったという。
さらに、ヘリコプターの搭乗員は、近隣の飛行場と空軍基地に、前方を飛行する物体について問い合わせていた。ところが、飛行場と空軍基地のレーダーには当のヘリコプター以外、何の反応も認められなかったというのだ。「自分たちで、このレーダーには映らない飛行物体の正体に迫るしかない」と決意したのか、彼らは標準的な無線周波数を使って、飛行物体との交信を試みたが、何の返事も得られなかった。やがて、飛行物体は雲の中に消えてしまったという。
レーダーに検知されなかった点に鑑み、「CEFAA」は飛行機や気象観測気球である可能性を早々に除外。その後も、落下してきた人工衛星やスペース・デブリ(宇宙ゴミ)などあらゆる可能性を検討したが、いずれの説も映像に捉えられた現象を満足に説明することはできなかった。撮影された映像を分析すると、このUFOは2つの光源から成り、それらが連結して機体を包み込むような、何とも不思議な構造をしていることがわかったという。
■単なる旅客機との異論も……!?
謎すぎる構造や動き、またレーダーに映らないといった性質から、「CEFAA」がUFOと断定したのも無理はない。しかし、フランスを拠点にする画像・映像の分析を専門とするNGO団体「IPACO」は、これに異論を唱えている。
同団体によると、低い高度と速度などから、この飛行物体は着陸段階の中距離双発ジェット旅客機である可能性が高いという。さらに謎の噴射物に関しても、客室からの廃水が、この地域特有の西からの強風に煽られ、空中に留まって見えただけとの見解が述べられている。
であるなら、レーダーに映らなかったのはなぜか、などさまざまな疑問が生じる。第一、単なる旅客機にすぎないならば、政府が確認すればすぐにわかることだろう。しかし「IPACO」は、チリ政府ならびにチリの調査機関「CEFAA」の発表自体を疑っているようなのだ。なんでも、「CEFAA」には以前捏造されたUFO映像を拡散した疑いがあるというのだ。
つまり、UFOに見える旅客機の映像を、チリ政府は旅客機のものと知りながら、UFOだとして発表した――と「IPACO」は見ているようだ。どちらの主張が正しいのか、現段階でわかるはずもない。しかし、手がかりはこの映像にしかない。他の研究機関によって、さらなる分析が行われることを期待したい。
(坂井学)
参考:「RT QUESTION MORE」、「THE HUFFINGTON POST」、ほか
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