愛知の心霊屋敷「三角の家」を徹底取材!夫婦自殺、警察官の精神異常、幽霊出没、血まみれベッドの噂は本当か?
【内部潜入写真紹介】
噂の聞き込みと、建物内部の探索を行ったのは2007年頃のことです。目の前に深夜でも出入りの激しい物流センターがあり、さらに交通量の多い道路に面している、という立地条件も併せてか、人の出入りした痕跡はあまり見られませんでした。
玄関部分です。棚の上に物を動かした跡があります。熱心な心霊マニアの出入りはあったようで、このような痕跡はいくつかの場所に見受けられました。
建物内部の造りや壁材、スイッチ、数少ない家具などから予想するに、1960~70年頃に建てられたものと思われます。
1階部分はカウンターリビング、和室、洗面所、お風呂、トイレ、応接室、といった具合です。
幽霊の目撃証言が数多い、問題の2階へ至る階段はとても急です。どういう訳か、一部屋ごとが外見から予想されるよりも狭く感じられます。
2階部分は階段から左右に分かれた、2つの部屋しかありません。こちらはその片方で、クローゼットのような大きな押し入れがある広い部屋でした。
これがもう一方の部屋にあった、噂のひとつ「血痕の残されたベッド」のようです。確かに上部と側面に赤黒い、大きなシミが付いています。
ただし血塗れとまでは言えない程度の大きさで、これだけでは何とも言えません。いつからこの場所にあったものなのでしょうか。
【三角の家、実際のところ最終結論】
実は三角の家については、その家の付近に住んでいた複数の人物からお話を伺っています。そこから聞き及んだ、おそらく事実であろう噂に関しては以下の通りです。
・若い夫婦が土地を買い家を建て、住み始めた
・しばらく後、その夫婦のどちらか、あるいは双方が三角の家の中で自殺(心中という証言もあり)をしている
・その後、少なくない人たち(差はあるが5~6組程度か)が三角の家を買い引っ越してきたが、そのすべてが通常では考えられない早さで、少なくとも1年以内で家を引き払ってしまっている
・住人があまりにも定着しない所から、付近住人の間で「自殺があったことから、あの家には幽霊が出るのでは」という噂が立ちはじめた
・幽霊の目撃証言は2階の窓に集中している
三角の家が本当に幽霊屋敷であったかどうかはわかりませんが、少なくとも付近住人の間では有名かつ恐れられていた、自殺という確実なイワク付きの物件であったことは確かです。
(取材・文=たけしな竜美)
■たけしな竜美
オタク系サブカルチャー、心霊、廃墟、都市伝説、オカルト、神話伝承・史実、スマホアプリなど、雑多なジャンルで記事執筆、映像出演、漫画原作をしています。お仕事募集中です! Twitter:https://twitter.com/t23_tksn
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2024.10.02 20:00心霊愛知の心霊屋敷「三角の家」を徹底取材!夫婦自殺、警察官の精神異常、幽霊出没、血まみれベッドの噂は本当か?のページです。幽霊、愛知県、たけしな竜美、三角の家などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで