村上春樹の最新作『騎士団長殺し』の内容を複数の霊能者が“霊視”! エロ描写がなく、ノーベル賞の呪縛から解かれた傑作の可能性!?
「上手な嘘をつく、いってみれば、作り話を現実にすることによって、小説家は真実を暴き、新たな光でそれを照らすことができるのです」
村上春樹氏が、作品を通して悪しき権力を暴き、反戦メッセージの伝達に努めていることは間違いないだろう。ちなみに、ノーベル賞の審査員にはユダヤ人が多いため、これほど露骨に反イスラエルの立場をとった村上春樹氏は、「もうノーベル文学賞を受賞できないのではないか?」と一部で囁かれているが、真相はこの先明らかになるだろう。
■権力に立ち向かい、壁を打ち破る!?
さて、次に筆者はタロット占い師である知人のB氏にも鑑定を依頼した。そして得られた答えは、次のようなものだ。
「『戦車』と『正義』のカードが出ましたね。『戦車』は、ご本人が小説を通して何らかの権力と闘おうとしている意思を示しています。『正義』も、もともと正義感が強い村上さんの強い想いでしょうね」(B氏)
イギリスのEU離脱、アメリカのトランプ大統領による反ムスリム・反移民政策、「イスラム国(IS)」の台頭、各国における右翼勢力の台頭――など世界の「壁」は、人々の融和と共生という村上氏の願いとは裏腹に厚みを増しているように感じられる。
さて、最後に魔女である筆者もカバラ数秘術によって村上春樹氏の運勢を占ってみた。すると今年は、これまで取り組んできたこととは異なる方向で成功を収め、また、遊び心を持ちながら仕事をすると発展する年になるようだ。そのため、最新作『騎士団長殺し』は従来の作風とは一味違う小説になる可能性もありそうだ。もしかすると、従来よりも娯楽要素やサスペンス色が強まっているかもしれない。
話を総合すると、今回の『騎士団長殺し』は現代を舞台に、村上春樹氏の平和への願いが込められたサスペンス小説となり、その裏にノーベル賞に対する邪念などまったくない――ということになるだろうか。いずれにしても、24日の発売が楽しみである。
(深月ユリア)
【編集部追記】
さて、村上春樹氏の新作には、かねてよりトカナ編集部も並々ならぬ関心を寄せてきた。そこで『騎士団長殺し』の内容をより詳しく探るため、村上作品を読み解くためのキーワードを50程度リストアップし、独自にダウジングを試みた。
その結果、もっとも強い反応が顕れたのは「反戦・平和」そして「神話」というキーワードだった。やはり、今作には神話の“メタファー(隠喩)”が多く含まれるとともに、平和や寛容、融和や共生という村上氏の“イデア(理念)”が強くにじみ出た作品となるのかもしれない。しかし、それ以上に意外だったのは、「セックス」という(ほぼすべての村上作品に登場する)キーワードにダウジングがまったく反応を示さなかった点だ。もしかすると、新作には性的描写が一切含まれていない可能性もあるかもしれない。果たして、『騎士団長殺し』は新たな村上ワールドを打ち立てる金字塔となるのか、24日の発売日にすべては明らかになる。
深月ユリア
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血をひき、魔女占い師・魔女優・オカルトライター・ホラー映画プロデューサーとして国内外で活動。深月事務所代表、TR総合探偵事務所で心霊捜査担当。最新刊『あなたも霊視ができる本』(文芸社)大好評発売中!
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2024.10.02 20:00心霊村上春樹の最新作『騎士団長殺し』の内容を複数の霊能者が“霊視”! エロ描写がなく、ノーベル賞の呪縛から解かれた傑作の可能性!?のページです。タロット、戦争、霊視、ノーベル賞、カバラ数秘術、平和、村上春樹、騎士団長殺しなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで