村上春樹の最新作『騎士団長殺し』の内容を複数の霊能者が“霊視”! エロ描写がなく、ノーベル賞の呪縛から解かれた傑作の可能性!?

 現代日本を代表する作家の一人であり、世界的にも熱烈なファンをもつ村上春樹氏の最新作が今月24日に発売される。大注目のタイトルは、ズバリ『騎士団長殺し』(新潮社)。「第1部 顕れるイデア編」と「第2部 遷ろうメタファー編」からなる長編小説だ。

 しかし、(毎度のことながら)発売日まで新作のテーマや内容は、まったく外部に漏れ伝わってこない。そのため、世界のハルキスト(村上春樹ファン)たちは、本を手に取るその日まで、タイトルのみを頼りに想像を膨らませるしかないのが実情だ。インターネット上ではさまざまな臆測が飛び交い、議論も白熱している。「まだノーベル文学賞を受賞していない村上春樹氏にとって、この作品が選考委員をうならせる決定打となるのではないか」との噂もあるようだ。もちろん、一部には「村上春樹氏の新作というだけで期待し過ぎではないか!?」という冷めた意見もあるようだが、どちらにせよファンにとっても、そうでない人にとっても、これほど注目を一手に集める村上春樹という小説家の影響力はすさまじい。

 では、『騎士団長殺し』とは実際のところどのような内容なのだろうか?トカナ編集部からの要請を受けた筆者は、今回大胆にも予測することになった。現在を生きる魔女である筆者が、その人脈と霊感をフルに駆使して導き出した村上春樹氏の“今もっとも伝えたいこと”とは――!?


■現代を舞台に、平和と反戦を訴える!?

 今回の試みにあたり、まず筆者はテレビでも活躍している知人の心霊能力者A氏に霊視を依頼した。すると次のような答えが。

「内容の詳細に関しては、村上春樹さんの守護霊がご本人の意思を尊重して教えてくれないと思います。しかし、村上春樹さんが伝えたいメッセージは何となく浮かんできます。キーワードは『反戦』、そして『反イスラエル』ですね。『騎士団長』というのも、中世の騎士団ではなく、特定の宗教のように偏った思想を持ち、その思想を他人におしつける人の比喩で、現代を舞台にしたストーリーではないかと思いますよ。それから、村上さんはノーベル賞などに興味はなく、それよりむしろ自身の反戦メッセージを発信されたいのだと思います」(A氏)

 確かに、村上春樹氏の発言はリベラルで平和主義的である。これまでにも反原発や反戦を主張し、政治的には、どちらかというと反米・反イスラエルの立場といえるだろう(もちろん、氏が米国のカルチャーに極めて造詣が深いことは指摘するまでもないことだが)。2009年、村上氏は「ノーベル賞の登竜門」ともいわれるエルサレム賞を受賞しているが、なんと受賞式のスピーチにおいて、パレスチナ自治区のガザ地区で繰り広げられるイスラエル軍による暴力行為を痛烈に批判した。その場で氏は、次のように語ったのだ。

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