アマゾンで精霊に拉致された不明男性、9日目にサルの介抱で救出される!=ボリビア
■サルに助けられ生還するも失踪理由が意味不明
気になる失踪の理由だが、アクーニャ自身にもよく分からず、ただ「アマゾンから抜け出したいという抵抗しがたい欲求」に突き動かされたという。
「俺はいきなり走りだしたんだ。サンダルを履いてたけど、スピードが落ちると思って脱ぎ捨てた。それから携帯、懐中電灯も捨てた。随分走ってから、木の下で立ち止まって考えたんだ。俺はどうしちまったんだ? 一体なにをしているんだ? それで、戻ろうと思った頃には迷子になってたのさ」(アクーニャ)
地元の捜索隊は、アクーニャの意味不明の行動はドゥエンデが彼を狂わせたためだと固く信じているが、アクーニャ自身はクリスチャンであるため、シャーマニズムやドゥエンデを今でも全く信じておらず、自分が救出されたのは神の御心だと語っているという。
驚いたことに、道具もサバイバル知識も持たないアクーニャが9日間もアマゾンで生き残ることができたのは、サルたちのおかげだったそうだ。なんと、サルたちは木の上から果物を落とし彼に食力を分け与え、さらには水源や身の隠せる場所へ導いてくれたという。
サルが迷子の人間に同情したというのだろうか? ゴリラなどの霊長類が人間を救った事例はいくつか報告されているが、一説では、全ての動物はここ数年、徐々に知性を向上させているともいわれている。米国の思想家テレンス・マッケンナによると、そもそも人類の知性も、サルが幻覚作用のあるキノコ(シロシビン)を食べ続け、共感覚や言語を獲得した結果であるという(「Waking Times」)。アマゾン奥地のサルが独自に知性を発達させ、“意識的に”人間を助けたのかもしれない。
いずれにせよ、アクーニャの失踪原因が悪霊にあったのか、救出がシャーマンのおかげだったのかは分からないが、まずは神よりも身近で彼を支えたサルたちに感謝すべきだろう。
(編集部)
参考:「New Scientist」、「New Scientist」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊アマゾンで精霊に拉致された不明男性、9日目にサルの介抱で救出される!=ボリビアのページです。霊、サル、アマゾン、ボリビア、精霊、猿、異次元、悪霊、シャーマン、森、ドゥエンデ、マディディ国立公園などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで