「ムー」編集長・三上丈晴の【ムー的書籍探訪】 第23回

2月に発見された「死海文書」の予言通り! 世界はすでに“終末”に向かっていた!


■「死海文書」が告げる世界の終末…

 ダニエルの預言が正しければ、この年を起点として、70年を経た2018年、ついに荒廃のクライマックスを迎える。人類破滅の大戦争が勃発することになる。今年、2017年2月に、新たな「死海文書」が発見されたということは、両義預言として、ここから同じく69週をもって、聖都エルサレムが再建される可能性があると、示している。

 現在、ユダヤ教のソロモン神殿があったシオンの丘は占領地区で、そこにはイスラム教の寺院、岩のドームが建っている。ユダヤ人にとって聖都が回復されるとは、ソロモン神殿が再建されることを意味する。シオンの丘にソロモン神殿が再建されれば、当然ながら岩のドームは移設、もしくは破壊されることになるだろう。

 そうなれば、ユダヤ人は全世界のイスラム教徒を敵に回すことになる。第5次中東戦争が勃発することは、国際政治学者でなくとも、容易に想像できるだろう。

 さらに、注目はアメリカだ。

 アメリカはイスラエル寄りの発言を繰り返してきたが、トランプ大統領は、もっと積極的だ。彼は現在、テルアビブにあるアメリカ大使館をエルサレムに移すと公言しているのだ。イスラエルは、あくまでも首都はエルサレムだと主張するも、先述したように、エルサレムは占領地ゆえ、正式な領土として国際社会は認めていないが、もしアメリカが大使館を聖都に移すとなれば、それを追認したことになる。

 ただでさえ、反米意識が高い中東のイスラム教徒たちは猛反発。下手をすれば、過激派として批判している人々も、IS側につくこともあり得る。トランプ大統領はアメリカの世界戦略の第一に中東問題を掲げ、IS掃討に全力を傾けると発表しているのだ。まさに今、世界は「死海文書」が告げる終末に突入しているといっていい。

 ただ、希望もある。「死海文書」はメシアの出現も預言している。終末に現れるメシアは2人おり、ひょっとしたら、そのひとりは日本人かもしれない。詳しくは、「ムー」4月号総力特集を読んでほしい。

●三上丈晴(みかみ・たけはる)
1968年、青森県生まれ。学研「ムー」の5代目編集長。筑波大学を卒業後、学習研究社(現・学研)に入社。「歴史群像」編集部を経て、入社1年目より「ムー」編集部に所属。

●「ムー」
出版社:学研パブリッシング/発売日:毎月9日/税込価格:670〜690円/発行部数:7万部/概要:「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーマガジン」として、UFOや超能力、UMA、怪奇現象、オーパーツ、陰謀論など、オカルト全般を追求する情報誌。
公式HP<http://gakken-publishing.jp/mu/

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ムー 2017年4月号 [雑誌]

「死海文書」にヒントが!

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