人生が激変する「2分ルール」とは? 先延ばしグセや心理的不安も完全克服!
某予備校講師に「今でしょ!」といくらビシッと決めゼリフを言われても、今やらずについつい物事を先伸ばしにしてしまうのが人間の弱いところだろう。いずれにしても物事に着手する“スターター”をうまく動かせるかどうかがカギとなりそうだが……。
■“先延ばしグセ”をなくせば生産性も高まり自由時間も増える
ひとつ勇気づけられるのは、先延ばしと仕事のクオリティは直接関係していないようであることだ。
文豪のヴィクトル・ユーゴーやフランツ・カフカもきわめて遅筆であったといわれ、かのレオナルド・ダ・ヴィンチや建築家のフランク・ロイド・ライトも作業になかなか着手しなかったことで知られている。また現存する人物ではダライ・ラマ14世の学生時代はきわめて怠け者であったといわれ、また第42代米大統領のビル・クリントンも物事をギリギリまで引き伸ばすクセがあるとして、1994年発行の「Time」誌の記事で指摘されるほどであった。
このような偉大な人々にも“先延ばしグセ”があるならば、あまり気にしなくてもいいということになるのだろうか? しかしオルタナティブ系オンラインジャーナル「Collective Evolution」の記事では、どんなに“先延ばしグセ”のある偉人が歴史的に存在するにせよ、このクセをそのままにしておくことに断固反対している。その理由は単純で、“先延ばしグセ”を取り除くことができれば、それだけ生産性が高まるからである。
“先延ばしグセ”をやめることができれば、生産性の向上ばかりでなく、結果的に自分が自由に使える時間も増える。それでも、物事を先延ばしにしたい誘惑を断ち切るのはなかなか難しいとも言えそうだ。そこで記事では発想の転換を図ることで無理なく“先延ばしグセ”を取り除くことができる簡単な方法を紹介している。それが「2分ルール」だ。
■“先延ばしグセ”を無理なく克服する「2分ルール」とは
禁煙や禁酒、食事制限をはじめようとすれば、何かとガマンが必要な精神論の世界に入り込んでしまいがちだろう。しかし“先延ばしグセ”を取り除くには精神論は必要ないという。単純に時間管理スキルの問題であるからだ。そして「2分ルール」が効果的なタイムマネジメントとして登場することになるのだ。では「2分ルール」とは具体的にどういう規則なのか。
1.必要とされている課題が2分とかからないものであれば今すぐにやる
2分間でできる身の回りの作業は考えているよりもかなり多い。そこで時間のあるときに2分でできることをリストアップしてみると意外な発見がもたらされる。例えば以下のようなものだ。
・食事直後の皿洗い
・重要なEメールへの返信
・朝に1日の行動プランを立てること
・机の上の掃除
・必要な電話
・各種の予約
・ゴミ出し
・ベッドメイキング
等々……。日常の行動に意識的になって、このリストの具体的な作業項目を徐々に増やしていくのだ。そしてこれらの要件を済ませる必要に迫られた際には、「たった2分のことなので今すぐにやる」をモットーに取り組むのである。確かに2分で終わることであれば心理的な負担は大幅に軽減されるだろう。
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