LGBTブームの裏にある“ドス黒い陰謀”を「オカマルト」店長が暴露! 日本政府が利用した“ピンクウォッシュの陰謀”とは?

【近年爆発したオネエブームの源泉とピンクウォッシュの陰謀】

LGBTブームの裏にあるドス黒い陰謀を「オカマルト」店長が暴露! 日本政府が利用したピンクウォッシュの陰謀とは?の画像5オカマルトに置いてある本/伝説の『ファビュラス』創刊準備0号(テラ出版刊)

 ここまでマーガレット嬢の人生をうかがい尽くしたところで、近年のゲイ・シーンを総覧していただくことに。果たして、現在の日本の各メディアを席巻する未曾有のLGBTブームは、彼女の目にはどのように映っているのだろうか?


――最近マツコさんを始め大オネエ・ブームの真っ只中ですが、この流行はいつ頃から始まったものなんですか?

マーガレット嬢「これはだいたい1990年代末から2000年に始まったものですね。さっき“『ファビュラス』のバックに電通がついてた”って言ったけど、そのちょっと前に、電通総研が“取材したい”って言ってきたの」


――電通総研!

マーガレット嬢「総研が取材したいっていうことはリサーチなわけで、ゲイのマーケットの可能性をもうその段階で目を付けてたってことよね。だからお金儲けのためには10年、20年のスパンで考えていかなきゃダメだってことなんだろうね。」


――電通のブームってそのくらい長いスパンで作っているものなんですね……。

マーガレット嬢「1990年代は、欧米諸国やオーストラリアでゲイ・マーケットの認知が高まっていた時で、ゲイは“カネになる”っていうのがわかってたんでしょうね。そんな世界の流れを受けて動いていたんだろうね。だから今のLGBTのブームっていうのは良くも悪くも経済が関わっているよね」


――“良くも悪くも”というと、弊害もあるということですか?

マーガレット嬢「お金の面でもあるし、《ピンクウォッシュ》の問題もある。今は渋谷区の同性婚の問題が《ピンクウォッシュ》だって言われてるよね」


――《ピンクウォッシュ》?

マーガレット嬢「たとえば、ある企業が“ゲイのことを認めています!”って打ち出すと、人は“人権に配慮したよい企業だ”って思うよね。だけどその裏で武器を作って売ってるとかね。そういう例が世界的にある。隠したい部分をゲイへのよい印象づけで洗い流すってことを《ピンクウォッシュ》っていうのよ」


――資金洗浄なんかの“ウォッシュ”という意味ですね。

マーガレット嬢「そう、渋谷に関していうならば、ゲイパレードのイベントをやった宮下公園は『ナイキ公園化問題』ってのがあったわけで……」


――ああ、確か“ホームレスを追い出す”ってことで話題になりましたよね。

マーガレット嬢「うん、それと時期を同じくして、渋谷区の区長が同性間のパートナーシップを認める発言をしていたの。これがまさしく《ピンクウォッシュ》だって言われているのね」


――運動の裏に、お金と政治が入りまくってるんですね。

「そこら辺のことは的確に書き切った記事があって、それは皆さんぜひ読んでほしいです。集英社新書ウェブコラムで田原牧さんって方のものですね。(http://archive.fo/ZLbA6#selection-311.1-311.139)」


――では、今後もこのブームは続くと思いますか?

マーガレット嬢「これはもう頭打ちですね。一時期外資の金融系の企業がパレードやイベントに協賛していたけど、すぐに撤退している。彼らはまだ日本では“ゲイのお金はそれほど動かない”って踏んだんじゃないかな。お金儲けとして考えるなら、不動産とか高級車とか利益性の高いものを売りたいところだけど、当事者が“ゲイカップルで(家を買って)一緒に暮らす”というライフスタイルにまで到達していないんじゃないかな。たぶん渋谷区長が再開発をしようとしているところに住む人を取り込みたかったんだろうと思うの。で、そこに“LGBTっていうのが金を持ってそうだから優遇しよう”って思っただけじゃないのかな」


――もはや陰謀の匂いがしてきましたね……。

マーガレット嬢「もう陰謀よ、そりゃあ。で、渋谷区としては人権に配慮しているよい区と、よい区長ってイメージが付くわけよね。LGBTブームに乗り遅れたくないって、自民党も動き出したみたいね」


――しかし『トカナ』の取材してると電通と陰謀の話はよく出てきますね……。(参照記事「洗脳広告代理店 電通」)

マーガレット嬢「そうなんだ(笑)。電通が仕掛けるLGBTブームの裏に何があるか、何がウォッシュされているのか。これは実際に自分の目で見てみないとわからないね。そこに負けじと今は博報堂もすり寄って来ているけど、私はそんなにこのLGBTブームは続かないと思うなぁ」


――出版社でもそういう商売をしてるところもありますもんね。

マーガレット嬢「ああ、得てしてそういうところには私が嫌いなタイプのゲイが集ってるのよね(笑)。あと、インターネットのゲイメディアは難しいでしょう。収益が取れるようなビジネスモデルがまだ形成されていないからね。個人ホームページに毛の生えたようなところや、このサイト“なんで続けていけてるんだろう?”ってところばっかりだもんね。ゲイはそもそも間口が少ないからクリックも稼げないでしょ。電通の調査だとゲイ人口って全体の7%って言われているけど、その内にはネットしない世代もいることも含めれば、全員のホモが押したところでそんないかないと思う」


――いや、全員押せばけっこういくでしょう(笑)。

マーガレット嬢「そうかなぁ(笑)それと、コンテンツがないのも問題。昔はモノがなかった時代だから良かったものの、いまやネットでエロが見放題だし。ゲイ情報もあふれかえっている。『トカナ』でちゃんとしたゲイ・サイトでも作ってよ」
(文・写真=福田光睦/Modern Freaks Inc. 代表・Twitter@mitutika

マーガレット嬢インタビューまとめはコチラ>

【プロフィール】
マーガレット/小倉東
まさに女王の名に恥じぬ、当代一のドラァグ・クィーン。プライドはいかなる山よりも高く、業は七つの海よりも深い。その生きざまに泣く子は黙り、へそは茶を沸かす。ジャパニーズ・アンダーグラウンドが誇る文化遺産的フェテッシュ・パーティ『Department-H 2099』(毎月第1土曜日開催)のメイン・ホステスを務めるほか、ホモ本ブックカフェ「オカマルト」の経営も開始。Twitter@DQ_MARGARETTE
【お店クレジット】
ホモ本ブックカフェ「オカマルト」東京・新宿二丁目・新千鳥街にて毎週日、月、火、水曜日の13時より20時まで営業。料金は1ドリンク+お茶菓子付きで1,500円/1時間半の時間制。延長の場合は要追加ドリンク。Twitter@cafeokamalt

Modern Freaks Inc.代表 地下編集者という名の荒野に棄てられた人間賛歌蒐集業。『Black Calendar』管理人 『下ー1グランプリ』『デスカルチャーサミット』『ヤリマン甲子園/ヤリマン五輪』主宰 『ネットで噂のヤバイニュース超真相』企画・監督 劇映画『YARIMAN HUNTER』準備中! 
ツイッター→https://twitter.com/mitutika

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