「量子論は仏教の教えと同じ」ダライ・ラマ14世が感動解説! “シュレーディンガーの猫”も一致、科学と宗教が統合へ!?
生死が共存した状態で箱の中にいる「シュレーディンガーの猫」や、観測し始めると、その都度量子が振る舞いを変えていることが判明した「二重スリット実験」など、我々の常識を次々に覆しているのが量子力学(量子論)だ。この結果さまざまな領域で我々の現実認識が再考を余儀なくされているのだが、この量子論と仏教の教えが両立するものであると主張している人物がいる。ほかならぬダライ・ラマ14世だ。
■ダライ・ラマが宗教界と科学界の融合と協働を提唱
1989年にノーベル平和賞を受賞し、米「Time」誌が選んだ「20世紀の重要人物」の1人に名を馳せているチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世はかつて故・毛沢東と何度か話し合う機会を得ていた。
事あるごとに毛沢東はダライ・ラマに向かってもっと“科学的マインド”を持つようにと要求していたという。社会科学の力で中国社会の変革に着手している毛沢東にとって、このチベット仏教の宗教家はまったくの非科学的人物に映っていたということだろう。そして仏教が民衆に対して果たしている役割は認めながらも「宗教は毒だ」とまで口にしていた。これは19世紀の知の巨人、カール・マルクスが自著の中で言及した「宗教は民衆のアヘンだ」という言葉よりもさらに宗教に対する辛辣な批判だろう。
しかしダライ・ラマはむしろ興味をもって科学に触れていた人物であった。2015年11月にインド・ニューデリーで開催された科学と仏教・中観派の教義の融合を話し合うカンファレンスにおいて、自身と現代科学との関わりについて説明している。
「(1959年に)難民としてインドに来て、私は科学者を含むさまざまな分野の人々と話し合いの機会を得ました。そして30年前から宇宙論や神経生物学、物理学、量子力学、心理学に焦点を当てた一連の対話を行っています。専門家とのディスカッションはお互いにとってとても有益なものになりました」(ダライ・ラマ14世)
ここ数年、量子論は仏教やスピリチュアルの教えの正しさを証明するものであるという指摘が目立ってきている。マルクスや毛沢東の時代には相いれないものと考えられてきた科学と宗教は、最近になって急接近していると言っても過言ではないだろう。そしてダライ・ラマをはじめ、多くのスピリチュアル世界のリーダーたちが、宗教界と科学界の融合と協働を提唱しているのだ。
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