肝臓のないサメの死骸が次々打ち上げられる! 宇宙人かUMAか、理学博士が真犯人に迫る!=南アフリカ

肝臓のないサメの死骸が次々打ち上げられる! 宇宙人かUMAか、理学博士が真犯人に迫る!=南アフリカの画像3画像は「Live Science」より引用

■シャークミューティレーションの意外な犯人

 今回ホホジロザメたちを襲ったとみられている動物、それはシャチだ。シャチは英語でkiller whale(殺し屋クジラ)と呼ばれ、西欧では大昔から“海の魔物”としても恐れられている。

「成体のシャチはホホジロザメより体格も大きく、丈夫な体つきをしています。シャチが体当たりしてきたら、ホホジロザメはひとたまりもありません」

 そう話すのは、生物学に詳しい理学博士X氏だ。シャチは魚やアザラシ、時にはクジラをも襲って捕食する、海の生態系の頂点に立つ生物のひとつだとX氏は解説する。

 実は、シャチがサメを襲う事例はすでに報告されているという。2016年には米国・カリフォルニアの沖で、シャチのグループが小型のサメを襲っている様子がドローンで撮影されている。また、アメリカやオーストラリアなどでは、シャチがホホジロザメを捕食している様子も観察されている。

動画は「YouTube」より引用


■ホホジロザメの「味」を知った!? シャチたち

 だが、これまで南アフリカ近海のシャチたちがサメを捕食するという報告はなかった。どうしてシャチたちは、突然ホホジロザメの肝臓に興味を示し出したのだろうか。

「この近海に生息するシャチたちが、ホホジロザメの効率的な狩り方と肝臓の美味しさを知ってしまったのではないでしょうか」(X氏)

 サメの肝臓というと、我が国でも健康食品として大変人気がある「鮫肝油」が取れることで知られている。サメの肝臓は非常に大きく、脂質に富んでいるため、常温で置いておくだけで大量の油が溶け出してくる。肝油中に含まれる脂質の一種「スクアレン」もサプリメントや化粧品の成分としてよく見かける物質である。

「成体のホホジロザメの肝臓は非常に大きいので、さぞ食べごたえがあると思います。それに栄養豊富ですから、シャチにとってはごちそうでしょう。群れの中でホホジロザメ狩りが流行しているのかもしれません」(X氏)

肝臓のないサメの死骸が次々打ち上げられる! 宇宙人かUMAか、理学博士が真犯人に迫る!=南アフリカの画像4解剖され取り出されたホホジロザメの肝臓 人間とほぼ同じサイズなのが分かる 画像は「Business Insider」より引用

 南アフリカ近海のシャチたちは、ホホジロザメの肝臓をごちそうと認識してしまったのだろうか。シャチの襲撃を恐れてか、ホホジロザメたちは事件のあった海域から姿を消しているという。ホホジロザメは観光の目玉であるため、現地の人々はシャークミューティレーションの影響に頭を悩ませているそうだ。

参考:「Live Science」、「Mail Online」、ほか

文=吉井いつき

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 5「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 5「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

PART 5:UAPの内部に生命体は乗れるのか?―極限環境と「静かな部屋」の必要...

2026.09.27 18:00連載
最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 4「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 4「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

PART 4:UAPを構成する未知の材料とは?―プラズマ・メタマテリアル・高次元...

2026.09.26 18:00連載
最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 2「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 2「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

PART 2:重力ではなく「慣性」を操る?―慣性質量低減と真空エネルギーの可能性...

2026.09.24 18:00連載
最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 1「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

最新科学から見たUAP/UFOの飛行原理と動力仮説PART 1「SPOC UAP科学考察シリーズ1(全6回)」

PART 1:UAPは「空気を押して」飛んでいない?―70年続く未知推進研究と時...

2026.09.23 18:00連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

肝臓のないサメの死骸が次々打ち上げられる! 宇宙人かUMAか、理学博士が真犯人に迫る!=南アフリカのページです。、、、、、、などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

TOCANAおすすめコンテンツ

トカナ秘密結社購買部
【TOCANA】地震予知・宏観異常現象フォーラム(β)
【TOCANAにバナー広告を出しませんか?】自分を売り出すチャンス!