香港の最貧民が暮らす“棺桶ハウス”が激狭! 国連もブチ切れ「人間の尊厳への侮辱」、中国格差社会の暗部
■若いカップル「セックスするスペースさえない」
一方、旧英国植民地であった香港には山頂に建てられた豪華な邸宅やプール、テニスコート付きの高層マンションに住み、豊かな生活を楽しむ人々も多く存在する。
香港の家賃と住宅価格は急激に上昇しており、現在は過去最高水準に近い。2014年にはそれらの不平等への不満が広がり、「雨傘革命」と呼ばれる若者たちによるデモ活動が激しさを増し、香港の繁華街を何カ月も占拠する事件も起きた。
香港の若者は結婚して共働きをしても、自宅を持つことが不可能な現実に絶望している。「僕らはセックスするスペースさえない」と1人の民主化運動活動家は言う。
筆者はかつて香港に住んでいたが、香港の貧富の差は実に想像を超えるものがある。街には高級ブランド店やショッピングモールがひしめいていて、そこで香港人や中国大陸の富裕層は無造作に百万円単位の買い物をしている。一方そのすぐ裏には、「棺桶ハウス」がぎっしりと詰まった古く汚いビルが立ち並び、道端で用を足す人々も多く、夏には耐え難い臭気を放つ。
香港は長い間英国の植民地であったが、中国に返還後も中流以下の香港人の生活水準は相変わらず低いままなのである。香港の「100万ドルの夜景」は有名で、多くの観光客を魅了するが、そのまばゆいばかりの光には「棺桶ハウス」の灯もまた含まれているのだ。
参考:「Daily Mail」、「Business Insider」、ほか
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