NASAがヒトDNA“宇宙散布計画”を進行中! しかし非難殺到「宇宙の生態系を破壊する可能性」
■我々のDNAが“外来種”となってほかの惑星の生態系を破壊する?
NASAの計画によれば、シー・エレガンス(C. elegans)と呼ばれる線虫にヒトのDNAを埋め込み、線虫をコールドスリープ状態にして宇宙空間に散布するということである。当然のことながら、この計画には激しい反対の声があがることになり、その点は、ある意味想定内であるということだ。
反対の最大の理由は、宇宙的な“生態系”を破壊してしまう可能性だ。日本の自然環境においても、外来種の生物の繁殖が問題になっているが、このNASAの計画では我々のDNAが“外来種”となってほかの惑星の生態系に影響を及ぼしかねないことになるからだ。確かに宇宙の隅々までヒトのDNAをまき散らそうという考えは、神の仕事の領域に足を踏み入れることかもしれない。
オルタナティブ系オンラインジャーナル「Mysterious Universe」の記事では、このNASAの計画はシリアスな問題になりかねない、いくつかのポイントがあると指摘している。
宇宙にヒトのDNAをバラまくことは、ほかの惑星の生態系を破滅に追い込む可能性があり、また各地で長期間保存されたDNAが新たな生命を生み出し、その惑星の土着の生態系を絶滅させてしまうと主張している。
あるいは、大量に散布されたDNAが永遠に宇宙を彷徨いながら、たまたま出くわしたエイリアンが住む惑星の大気を燃やし尽くしてしまう可能性もあるということだ。
反対の声も強そうでそれなりの言い分があることがわかるが、はたしてNASAがこの“ヒトDNA散布計画”を実現させる日がくるのだろうか。あまり手を広げずに、ひとまずは火星移住計画に集中したほうがよいように思えるのだが……。
参考:「Mysterious Universe」、「Space.com」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊NASAがヒトDNA“宇宙散布計画”を進行中! しかし非難殺到「宇宙の生態系を破壊する可能性」のページです。NASA、隕石、DNA、遺伝子、仲田しんじ、パンスペルミア説、コールドスリープなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで