毒殺、銃殺、絞殺…プーチンを否定して暗殺された批評家5人! 不可解な死のオンパレードに驚愕!
■ボリス・ネムツォフ(2015年死亡)
エリツィン政権で第一副首相を務めたこともある大物政治家であるボリス・ネムツォフ氏は、反プーチン派で最もカリスマ的な存在だったといわれている。2011年には、ロシア下院選挙で不正があったとして、大規模な抗議集会を開くなど、プーチンのやり方に疑問を持つ民衆から絶大な支持を集めていた。
ネムツォフ氏が凶弾に斃れたのも、ロシアのウクライナ侵攻に反対するデモを呼びかけた数時間後だった。2015年2月27日、ウクライナ人モデルとともにクレムリンにほど近いボリショイ・モスクワレツキー橋に差し掛かったところで、何者かが背後から4発の弾丸を撃ち込み、ネムツォフ氏はその場で即死した。
■ボリス・ベレゾフスキー(2013年死亡)
数学者としてキャリアをスターとしたボリス・ベレゾフスキー氏だが、エリツィン時代には「オリガルヒ(ロシア新興財閥)」の代表的人物として、エリツィン政権で影響力を発揮し、「政界の黒幕」と呼ばれるまでになった。しかし、エリツィンの跡を継いだプーチンはオリガルヒらに脱税疑惑をかけるなどして、その影響力を徐々に弱体化させていったため、ベレゾフスキーはこれに反発。イギリスに亡命してからも、プーチン政権批判を続け、リトビネンコ氏毒殺事件に対しても、プーチンが指示した暗殺だったと痛烈に非難した。
だが、リトビネンコ氏の一見で明らかになったように、ロシア国外であっても暗殺の危険はある。2013年3月23日、ロンドンにある自宅のバスルームで死亡しているベレゾフスキー氏の遺体が発見された。首には縄のようなものがかけられていたという。死因については自殺と断定されたが、不審な点もあり、暗殺の可能性を指摘する専門家も少なくない。
如何だっただろうか? 「Washington Post」では、他にもジャーナリストのナタリア・エステミロワ氏、リベラル派の政治家だったセルゲイ・ユシェンコフ氏など、10名の暗殺の疑いが指摘されていたが、恐らく氷山の一角に過ぎないだろう。冒頭でもお伝えしたように、2017年現在もプーチンの暗殺指令は続いていると見られており、今後もジャーナリストや政治家らの不可解な死は止みそうにない。
参考:「Washington Post」、ほか
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