スサノオを祀る神社は被災を免れていたことが判明!! 神社と津波にまつわる禁断のミステリーに迫る!
ところで、祭神がアマテラスや稲荷大神である神社の大半が被災したと述べたが、例外を見てみよう。
・ 大津波を2つに分断して鎮める神社!?
仙台市若林区にある浪分(なみわけ)神社がその一つだ。海岸からの直線距離は5.5km、海抜約5mに位置する。3.11の発生時、この神社は津波による被災を免れた。
現在の鎮座地は、慶長16年(1611)に発生した慶長三陸地震の大津波が到達した際、津波が2つに分かれて水が引いた場所だと伝えられている。また、創建後に浪分神社を大津波が襲うと、海神が白馬に乗って降臨し、それを南北2つに分断して鎮めたという。このような伝承によって、祭神は「浪分大明神」とも呼ばれるようになった。
しかし、その言い伝えはいつしか忘れ去られ、地元の人々も「神社より海側に住むな」といった話は聞いたことがなかったという。たとえ伝承は途絶えても、そこが大津波の発生時に安全な場所であることを神社の名前が如実に物語っている例といえるだろう。
・ 聖なる釜が大津波の発生を予告!?
次は、宮城県塩竈市本町にある御釜(おかま)神社だ。ここには不思議な伝承がある。境内に「神竈(しんかま)」とか「御釜(おかま)」と呼ばれる4口の竈(かま)が安置されているのだが、竈の中に張られた水は、干ばつの時にも絶えることがないという。さらに、「御釜の濁った水が澄んだ時は津波が来る」という言い伝えもあるのだ。
普段の竈には、赤茶けて濁った水が張られているのだが、3.11の発生時、驚くべき異変が起きていた。その日の朝8時ごろ、神社の関係者が竈の水を確認したところ、4つの竈のうちの2つの水がキレイに澄んでいたというのだ。そして、午後になると現実に大地震と大津波が発生、御釜神社は周辺の土地が津波で被災したにもかかわらず、ギリギリで難を逃れて無事だった。これも不思議な神行であるといえるかもしれない。
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2024.10.02 20:00心霊スサノオを祀る神社は被災を免れていたことが判明!! 神社と津波にまつわる禁断のミステリーに迫る!のページです。神社、原発、百瀬直也、東日本大震災、津波、地震、スサノオ、東京工業大学などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで