“安倍政権に目をつけられた”望月衣塑子・東京新聞記者インタビュー! 渦中の人が明かした国民監視、陰謀一族、萎縮するマスコミの実態
■陰謀一族による作られた戦争は本当にあるか?
――ところで、『武器輸出と日本企業』(角川新書)などの著作もある望月氏に、やはりトカナとして聞いておかなければならないのが、ロスチャイルド家やロックフェラー家などの軍産複合体による陰謀です。武器の輸出入に関する問題を追求してきた望月さんは、このような陰謀一族の関与についてどう考えるのでしょうか?
望月 軍需産業が栄えることで儲かる大企業はたくさんあります。アメリカ最大手の軍需企業ロッキード・マーチン社のCEOマリリン・ヒューソン氏は、電話会議形式で行われた投資家向けの収支報告会で、ドイツ銀行のアナリストから「イランと米国との核開発への平和的合意が実現したら、御社が潤わなくなるんじゃないですか?」と質問され、「まだ北東アジア(中国や北朝鮮)の市場があるので大丈夫です」と答えています。そのやり取りの録音テープが、米国の独立系メディア「デモクラシー・ナウ」で公開されました。ロスチャイルドやロックフェラーに限らず、軍産複合体は存在するのではないかと思います。
――9・11やロンドンのテロについて一部で噂されているように、戦争や武力衝突の自作自演はあり得ますか?
望月 9・11もロンドンのテロも、はっきりとした証拠は出ていませんので、記者の立場からは何ともいえません。ただ、イラク戦争(2003~2011)でアメリカは「大量破壊兵器がある」という理由で開戦に踏み切りましたが、結局、大量破壊兵器はなかったわけですよね。このように「作られた戦争」は他にも存在すると思います。
――ありがとうございました! これからもご活躍をお祈りしています。
いかがだろう。望月記者の鋭い質問が話題になった安倍政権の加計問題だが、都議選での自民党大敗を受けて大きな動きが見られた。今月10日に、閉会中審査を実施し、文科省の前川喜平・前事務次官を参考人として招致することが決定したのだ。この問題の成り行き、そして望月記者の活躍から、しばらくは目が離せそうにない。
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2024.10.02 20:00心霊“安倍政権に目をつけられた”望月衣塑子・東京新聞記者インタビュー! 渦中の人が明かした国民監視、陰謀一族、萎縮するマスコミの実態のページです。戦争、テロ、安倍政権、公安、ロックフェラー、ロスチャイルド、加計問題、森友学園問題、望月衣塑子、東京新聞などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで