世にも奇妙な“形容しがたい顔”をもつ男のマグショットが話題！ 男にも女にも、中年にも若者にも見える…罪状は？

　警察から公開される犯罪者の顔写真を見て、その通りの面構えだと納得することもあれば、犯行内容と顔にギャップがあり過ぎて驚くこともあるだろう。今回、米ニューヨーク州ヘムステッドの地元警察が公表した犯罪者の顔写真は“なんとも言えない”ものであった。

■“なんとも言えない”マグショット

　逮捕直後に撮影した犯罪者の写真は“マグショット”と呼ばれ、アメリカではしばしば一般にも公開されている。事件の内容にもよりけりだが、犯罪者がどんな顔をしているのか、世間の多くの注目を集めるのはある意味で当然だ。そして先ごろ公表されたマグショットは、なんとも形容しがたい“顔”であった。

　ヘムステッドの市民プールで周囲に下腹部を見せつけたとして、公然わいせつ罪で逮捕されたウィルソン・ケニー容疑者（33歳）のマグショットが先日、地元警察によって公開された。また移送のために同容疑者が警察車両に乗せられる模様をCBSニュースなどが放送している。

　市民プールで下半身を丸出しにした男とはいったいどんな顔をしているのか。変態性丸出しのいやらしい顔をしているのか。それとも子どもたちを恐怖に陥れる凶暴な顔つきなのか。しかし彼の顔はなんとも拍子抜けするものだった……!?　

　「Mirror」の記事より

　禿げ上がった頭頂部がなんとも“落武者”っぽいのだが、その点を除けばある意味で人畜無害というか年齢不詳系の顔だちで、顔のアップだけなら女性に見えなくもない。そのうつろな目をした表情はコミュニケーションが不可能な感さえ抱かせるがいかがだろうか。

　地元のナッソー郡の警察によれば、同容疑者は6月17日の午後5時少し前、公営のプール「Forest City Park Pool」で下腹部を露出していたところを、17歳のアルバイト監視員に発見されたという。イチモツをむき出しにする前には股間を手で刺激していたということだ。監視員にしてみればさぞや不気味だっただろう……。

■“半剃り”スタイルも

　どういうわけか、この“落武者”スタイルがマグショット界（!?）で流行中なのかもしれない。

　米フロリダ州マイアミで昨年4月、麻薬取引の容疑で逮捕されたケビン・ギブソンもまた頭頂部の毛が薄く“落武者”スタイルで、加えてなんと顔半分が毛に覆われてユニークなマグショットが公開され世間の注目が集まった。

　「Mirror」の記事より

　マグショットをよく見ると、どうやら顔の周辺の大部分が毛に覆われているようで、どういうわけか右半分を剃って露出させているようだ。刑務所の中でもこのスタイルを貫き通したのかどうかは定かではないが……。

参考：「Mirror」、ほか

文＝仲田しんじ

仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
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