【死刑囚と面会】サラリーマン風の淡路島5人殺人犯・平野達彦の主張に衝撃! 日本政府の「電磁波犯罪」とは?

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■「私は精神障害ではないです」

 平野によると、事件を起こした動機は「刑事裁判をうけ、日本政府の電磁波犯罪を国内外に知らしめること」だったという。

「しかし、実はそれも工作員にブレインジャックされたゆえの考え方だったんです」

 平野はそんなことも大真面目に言うので、私は「弁護人は平野さんのことを精神障害だと言っていましたが、不満ではなかったですか」とも尋ねてみた。すると平野は「もちろん、不満です。私は精神障害ではないですから」と言った。そしてこう付け加えたのだった。

「弁護士は精神障害のでっち上げに協力したのです」

 何もかも真顔で話す平野だが、少しだけ様子が変わった時がある。平野の父親が裁判に証人出廷し、「生命をもって償いたい」と声を震わせて謝罪したことに話が及んだ時だ。この時ばかりは平野も悲しそうな顔になり、こう振り返ったのだった。

「父は泣き寝入りしているのでしょう。電磁波犯罪の被害者は泣き寝入りをしてしまうのです」

 私は、平野の父親に同情を禁じ得なかった。

 その6日後、改めて神戸拘置所まで面会に訪ねると、今度は面会を断られた。最初に面会した際、平野は私に対し、「何も知らないんだな」と思っているような雰囲気を醸し出していたので、私の取材を受けても意味がないと考えたのかもしれない。

「冤罪」を訴えながら死刑判決を受けた平野は現在、大阪高裁に控訴している。その考えを完全に理解するのは難しいが、控訴審の法廷でも日本政府の電磁波犯罪を告発するつもりだろう。

文・写真・取材=片岡健

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●片岡健

ノンフィクションライター。全国各地で新旧様々な事件を取材している。著書に『平成監獄面会記』(サクラBooks)、編著に『桶川ストーカー殺人事件 実行犯の告白』(KATAOKA)など。同書のコミカライズ版『マンガ「獄中面会記」』(カルトコミックス、作・塚原洋一)が8月8日に発売。

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