臨死体験者の3分の2が“意思をもつ精霊”を目撃していたことが判明!「死後の世界」最新研究結果が興味深い!

■臨死体験は普遍的な体験なのか?

「これらのデータが示しているのは、臨死体験はたいてい体外離脱によって引き起こされ、意識が肉体に戻ったところで終わっているということです」(シャーロット・マーシャル氏)

 出来事が連なる“物語”として最も多かったパターンは、体外離脱→トンネルを潜る→まばゆい光を見る→平穏な感情に包まれるというもので、22%がこの順番で臨死体験を味わっていたということだ。しかし逆に言えば8割の臨死体験は定まった道筋がないということにもなる。

「我々の発見は臨死体験では必ずしもすべてのイベントが起るわけでもなければ、きっちり定まった順番があるわけでもないことを指摘しています」(シャーロット・マーシャル氏)

 個々の臨死体験の内容は共通する出来事がじゅうぶん過ぎるほど多く、その意味ではおそらく普遍的な特徴がある体験だと言えるものの、その時間内において内容にさまざまなバリエーションがありそうだ。

「今回の研究は、臨死体験が普遍的であるとみなすことができるかどうかについて、いくつもの重要な疑問を提起することになりました。出来事の差異や経験の内容が、本人の期待や文化的背景、神経生理学的メカニズムなどを反映しているのかどうか、正確に検分して探求するためには、さらなる研究が必要です」(シャーロット・マーシャル氏)

 臨死体験に本格的にサイエンスのメスが入れられたとも言える今回の研究だが、今後さらに続く研究でどんな驚きの発見がもたらされるのか期待したい。

参考:「Express」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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