世界最大の吸血ヒルを育てた男・吉田一貴インタビュー! 「1日500ml自分の血を吸われ…」怪しすぎる“育ヒル”事情とは?
古来より、人間は、ペットを飼う生き物である。日本では石器時代に犬の墓が存在したといわれているくらいで、人間が愛玩動物を飼うという行為は、極めて根源的な欲求なのかもしれない。しかし、我々の根源的な欲求とは、全く相反するようなペットを愛している男がいる。その人物、吉田一貴氏は、よりによって人間の生き血を啜る吸血生物=ヒルに心を鷲掴みにされ、その専門店「蠢くもの達」を始めてしまった人物なのである。【全インタビュー記事はコチラ】
――いつ頃、ヒル販売専門店「蠢くもの達」を始めたんですか?
吉田氏(以下、吉田)「今から2年前ですね。3年前に会社員を辞めて定職に就いていない時期があったんですけれど、その時期に40センチくらいのヒルを飼っていて、それが反響を呼んだんですね」
――40センチ!?
吉田「はい」
――ヒルってそんなに大きくなるものなんですか!?
吉田「世界的にもなかなかない例だと思いますね。40センチというサイズ自体のものはいるんですが、それはだいたい細いものなので、僕が育てたように“横幅もあって重量感がありつつ40センチ”っていうのはなかなかいないんです。異様なサイズですよ、ちょっとこれを見てください」
(写真を見せる吉田氏)
――うわぁああああああ! デカい!! 怖い!!!
吉田「小道具にしか見えないですよね(笑)」
――小道具っていうより、ツチノコですよね、これ……。これはどれくらいでここまで成長したんですか?
吉田「最初は5センチくらいのだったのが、1年半でこれくらいになりました」
――えっ、そんな短期間で大きくなるものなんですね……。
動画(https://www.youtube.com/watch?v=H8ZfTFr2TAA)をご覧になれば一瞬で理解できるだろうが、この衝撃には言葉も国境も関係ない。百聞は一見にしかず。吉田氏のこの《40センチヒル》の衝撃は世界中を駆け巡ったのだった。
吉田「最初は昆虫を好きな方がお店のブログで取り上げてくれたのがきっかけだったと思います。その後も僕の方ではヒルの成長記録を1年くらいTwitterに上げていたんですけれど、なぜか突然それがリツイートされだしまして、その1カ月後くらいにYouTubeに上げてた動画の再生回数が突然伸び出したんです。恐らく外国人に見つかったらしいんですね。そうしたら外国の動画を管理する会社から連絡があって、“著作権管理をさせてくれないか?”というオファーがきたので、“これはイケるんじゃないか!?”って思ったんですね」
ピコ太郎の動画をジャスティン・ビーバーが見出したように、「YouTubeが繋ぐサクセスストーリー」が、我々が知らない「ヒル界」にもあったということだろうか。ともあれ、そのタイミングを見計らって一念発起した吉田氏は「蠢くもの達」を開店。元々仙台のペット専門学校を卒業していたこともあり、まさしく《好きなことで、生きていく》(YouTuberのアレ)ことを決意したのだった。
私が以前飼育していた恐らく世界最大級のヒルです。
— ヒル販売専門店 蠢くもの達 (@petleechs) 2016年9月8日
残念ながら現在は亡くなっております。 pic.twitter.com/UdvudSCFpj
――あの巨大ヒルの育て方っていうのは……。
吉田「1カ月に1回吸血させるんです」
――ああ、やっぱり(笑)。ヒルには人間の血を吸わせるのが一番いいんですか?
吉田「ペット感を味わうのならやはり自分の血が一番ですけれど、それに抵抗があるなら金魚とかの小さな魚がいいでしょうね。ホームセンターで売っている小赤くらいが安くていいと思います」
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2024.10.02 20:00心霊世界最大の吸血ヒルを育てた男・吉田一貴インタビュー! 「1日500ml自分の血を吸われ…」怪しすぎる“育ヒル”事情とは?のページです。ネッタイチスイビル、ヒル、ヒル専門店、吉田一貴、蠢くもの達などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで