本当にあった身の毛もよだつ航空機事故5選!! 空中分解、エンジン脱落、機長吹っ飛びまで…!
■ユーバーリンゲン空中衝突事故
2002年7月には、モスクワからスペインへと飛行していたバシキール航空2937便が、DHL611便と空中で衝突するという悲惨な事故が起きている。衝突の50秒前に両機の空中衝突防止装置(以下、TCAS)がそれぞれの機体を捉え、バシキール機には上昇、DHL611便には降下の指示を出した。しかしその7秒後、両機が衝突する危険を察知した管制塔が、バシキール機にTCASと反対の指示を出してしまう。その結果バシキール機が降下の判断を下したことで、DHL611便の翼がバシキール機の胴体を切り裂く形で衝突。バシキール機は空中で4つに分裂、またDHL611便は制御不能に陥り墜落してしまった。この事故で、両機の乗務員と乗客71人全員が死亡している。
■エジプト航空990便
1999年10月には、乗務員・乗客合わせて217人全員が犠牲になる航空機事故が起きた。米ロサンゼルスを飛び立ち、エジプト・カイロへ向けて順調に飛行を続けていたエジプト航空990便が、突如急降下を始める。気圧の影響でエンジンが脱落するなど機体の損傷が激しく、最後は大西洋に叩きつけられる形で墜落。米国側は事故の原因を、1人の操縦士ガミル・エル・バトウティが意図的に機体を墜落させたと結論付けた。しかしエジプト側は一貫してバトウティの犯行を否定しており、事故の原因は機械的な故障と主張。エジプト人の多くは、「イスラエル諜報特務庁(通称、モサド)」が仕掛けた時限式の爆弾によって起きたと信じているという。
参考:「LISTVERSE」、ほか
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