MH370便の捜索に関わっていた外交官が暗殺される! 謎の脅迫、アメリカ人調査員、少数民族… 渦巻く疑惑と陰謀とは!?

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■マダガスカル運輸省内で保管されている残骸を回収する予定だった?

 かつてオーストラリアの捜索チームが西オーストラリア沖のインド洋で大規模に行ったMH370便の捜索活動に専門家として協力したビクター・イアネッロ医師は自身のブログで、ギブソン氏が“懸念される人物”であるじゅうぶんな理由があると言及している。

 イアネッロ医師によれば、昨年11月にギブソン氏が発見した6点の残骸がラザ氏の協力のもとでマレーシアに送り届けられたという。この一件にマダガスカル内の何らかの勢力が反応して今回の“暗殺”につながった可能性があるとイアネッロ医師は指摘している。

 そして暗殺された日かどうかはともかく、ラザ氏は近々マダガスカルの運輸省を訪れる予定であったということだ。その目的はマダガスカル運輸省内で保管されているMH370便のものと思しき残骸を回収して本国へ送るためであったというのである。

 今回の“暗殺”にギブソン氏は身の危険を感じ、近々公開するはずであったMH370便の残骸に関する新情報をいったん保留することを自身のブログで述べている。事件の背後にはまだまだ深い闇が横たわっているようだ。

newmh370conspiracy2.JPG殺害現場の模様 「News.com.au」の記事より

■少数民族の恨みを買っていた事実も

 フランス語のニュースサイト「ZINFOS 974」では、ラザ氏の“暗殺”について別の可能性を指摘している。ラザ氏は少数民族の恨みを買っていた人物であるというのだ。

 インド=パキスタン系マイノリティであるカラナの子どもたちが誘拐される事件が2009年にマダガスカルのフィアナランツォア州で起こったのだが、犯行に深く関わっているとされたのがこのラザ氏であった。

 一度は逮捕されてマダガスカルのトサイアファイーで拘留され、その後アンタニモア刑務所に収容されたのだが、外交官特権ということなのかそれ以上の罪を追求されることなくしばらくすると移動の自由が与えられ、いつでもマレーシアに帰ることができるようになったという。これがカラナの人々の憤慨をさらに強いものにしたという。

 しかし前出のイアネッロ医師によれば、このラザ氏の誘拐容疑は濡れ衣の可能性も高いということである。

「期待できるのは、こうして事件を取り巻く事実がいろいろ浮かび上がってきていることです。しかし驚くべきはラザ氏の暗殺について、本国のマレーシアと、マダガスカルのかつての統治国・フランスが沈黙を貫いていることですね」(ビクター・イアネッロ医師)

newmh370conspiracy3.JPG 画像は「wikipediau」より

 いずれにしても一筋縄では解明できそうもない今回の“暗殺”事件だが、今後どのような新事実が浮かび上がってくるのか興味深い。
(文=仲田しんじ)


参考:「Independent」、「News.com.au」、ほか

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