AIは写真からゲイを特定するだけでなく、政治思想やIQも見抜くことが判明!顔認識AIの人物判断がマジで怖すぎ

 アルゴリズムを機能させるために、一定量のデータを収集する必要があるのはわかるが、そのデータをそもそも「偏った集団」から得たのであれば、それはバランスの良いデータとは言い難い。例えば、刑務所や裁判所から得た顔写真データを集めてデータベース化しても「犯罪を犯す可能性の低い顔」というサンプルがそのデータには存在しないことになる。

 そのようなデータベースに人の顔写真を照合したところで、精度の高い結果がはじき出されるのか疑問符が付く。ならばFacebookなら標準的で偏りのない写真サンプルが集まるのか、といえばそうとも言いきれない。そもそもFacebookをやる年齢層にも偏りがあるのだから。実際に教授自身も「『犯罪性あり』とAIに自動判別された人が、必ずしも犯罪を犯すとは言えない」と認めている。

AIは写真からゲイを特定するだけでなく、政治思想やIQも見抜くことが判明!顔認識AIの人物判断がマジで怖すぎの画像2The Guardian」の記事より

■法曹界「法律が追いついていない」

 カナダ・カルガリー大学のトーマス・キーナン教授は、「法曹界において、顔はその人の広報だとされている」との所説を披露した。顔は心の鏡という点においては、コジンスキー教授の世界観に少しだけ似ている感じもする。

 しかし、キーナン教授は、技術進歩が速かったせいもあり、それを統制する規則がまだ生煮えだった点を問題点として挙げており、「顔認識AIの使用に関してはプライバシー侵害に関する法律が追い付いていない。早急に策を講じるべきだ」とのスタンスだ。

 法整備が不十分なレベルでありながら、公平性において不十分である顔写真データベースを用いて、他者の内面を勝手に判断してしまう……これはかなり危険だろう。実際に、この試みを知った人権団体から苦情が相次いでいるという。

AIは写真からゲイを特定するだけでなく、政治思想やIQも見抜くことが判明!顔認識AIの人物判断がマジで怖すぎの画像3画像は「YouTube」より

 ちなみに、どのような顔なら問題視されないのか? コジンスキー教授に聞いてみると、「逆境にさらされる時間が少ない人は顔立ちが良い。だから、顔の良い人は保守的な政治観の持ち主であるケースが多く、政府から問題視されないだろう」と言う。それはそれで、ものすごく問題だと思えるのだが……。
(文=鮎沢明)

 

『マイノリティ・リポート』公式トレーラー 動画は「YouTube」より


参考:「The Guardian」、ほか

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