ついに太平洋のド真ん中にアトランティス大陸の痕跡を発見か!? 謎だらけの人工海上島「ナンマトル」が首都だった可能性
地球上の各地の様子を詳細にとらえた衛星写真によって、数々の意外な発見がもたらされている。太平洋上に浮かぶ謎の“人工島”もまた、その詳しい姿を明らかにしたのは人工衛星がとらえた写真だ。
■謎の人工島群・ナンマトルとは?
西太平洋、ミクロネシア連邦のポンペイ州に残る人工島群・ナンマトル(Nan Madol)は実にミステリアスな遺跡である。細長い柱状に加工された玄武岩を積み上げて建設された壁や建造物は、いったいどのような工法で積み上げられ、そしてどうしてこのような海辺に作られたのかまったくわかっていない。
西暦500年から1500年という長きにわたって、少しずつこれらの“人工島”が建設されたと見られており、遺跡の範囲はおよそ1.5km×0.7kmでその中に分厚いブロックで囲われた正方形の人工島が97ある。
この謎の人工島群を、科学ドキュメンタリー番組を提供している「Science Channel」があらためて特集している。複数のサイエンティストによってナンマトルの謎の解明の糸口が探られたのだが、皮肉なことにその謎がいっそう深まってしまったようだ。
昨年「FOX News」もこのナンマトルの特集を行なっており、その時の調査に携わった米テキサス州・南メソジスト大学のマーク・マッコイ准教授によれば、これらの人工島で栄えていた文明の“全盛期”は西暦1180年に遡るということだ。そしてこの遺跡のひときわ高い壁で四角く囲まれた部分は重要なリーダーの墓、つまり「方墳」であると考えられるという。
「ナンマトルは太平洋の島の歴史の中で最初の海洋文明のように思えます。ここにあるポンペイの最初の首長の墓は、他の島々のリーダーと同じような記念碑的な埋葬よりも1世紀古いのです」(マーク・マッコイ准教授)
そしてマッコイ准教授はこのナンマトルのロケーションは、一帯を支配するにはきわめて都合が良く、いわば“首都”であったのではないかということだ。当然ながら政治と文化、宗教の中心でもあり、絶大な権力を持ったリーダーは、この地で活躍しこの地に安置されたという。
一千年前にこの地に海洋文明が栄えていたとはなんともロマンが溢れる話である。しかしどんな理由でここで文明が繁栄し、どのようにこれらの人工島が作られたのかは依然として謎のままだ。
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2024.10.02 20:00心霊ついに太平洋のド真ん中にアトランティス大陸の痕跡を発見か!? 謎だらけの人工海上島「ナンマトル」が首都だった可能性のページです。ムー、世界遺産、仲田しんじ、古代遺跡、文明、アトランティス、プラトン、ナンマトル、南太平洋、人工島などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで