
撮影=酒井透
切断芸術というのは、普段、聞くことのできない言葉だろう。そこには、主に3つの意味があるとされている。それは、「時代の激変としての切断」や「時代が変わることによって、作品の制作に”切断”という方法が用いられる」というもの。それから、離婚のように「人間の繋がりが断たれるという切断」だ。生須さんは、彦坂尚嘉氏が主導者となっている、切断芸術をテーマとしたグループ展にも作品を出展している。しかし、日本国内のアートの世界では、3人の首領の顔をモチーフにしたものはなかったという。今回の「大北朝鮮帝国展」には、北朝鮮のプロパガンダ絵画にペイントした作品も並んでいた。この絵画には、3人の首領が描かれている。