日本人が知らないイスラーム世界の実像・徹底解剖! コーランにはヴェールを被れとは書いていなかった!(東洋文化研究所・後藤絵美インタビュー)

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日本人が知らないイスラーム世界の実像・徹底解剖! コーランにはヴェールを被れとは書いていなかった!(東洋文化研究所・後藤絵美インタビュー)の画像3撮影・松本祐貴

――どうしても日本人はイスラームに先入観を持ってしまいますしね。

後藤 例えば、イスラームの礼拝をしている人を見たら、怖い動きだと思う大人もいますよね。でも、知識があれば、神と対話していると思えるんです。ですから、先入観がない子どもにこそ触れて、彼らについて知ってほしい本なんです。

 子どもは「スフィンクスやピラミッドの謎」に詳しかったりするじゃないですか。同じようにイスラームのことも知ってもらえればと思っているんです。落語の寿限無みたいにコーランを覚えるとかね(笑)

(読み始める後藤さん)

 ビスミッラーヒッ ラフマ―ニッ ラヒーム
(慈しみ広く、情け深いアッラーのお名前において)
 アルハムドリッラーヒ ラッビル アーラミーン 
(アッラーよ、あなたを称賛します、諸世界の主よ)(『開始の章』の一部)

 こんな感じの響きですよ。

動画は「YouTube」より引用

――これは普通の日本人の感覚でいうと般若心経みたいなものですか?

後藤 イメージとしては近いです。アラビア語なので、漢文の般若心経というよりは日本語の文語のような感じですね。コーラン自体はもっと長いんですが、この『開始の章』はお祈りするときに、何度も言います。1日15回以上唱えます。

――礼拝は1日5回では?

後藤 5回の礼拝の中でも、夜明けの礼拝は2回繰り返す、正午は4回などと決まっていて、結果的に15回以上唱えることになるんです。礼拝パターンや地域によっても違いますけどね。

――本にも書いてありましたが、礼拝の時は『開始の章』と好きな3節以上の節を唱えればいいんですね?
 
後藤 そうです。すごく短い章や長い章の一部でもいいんです。コーラン全体は114章あって、長い章は1章300節近くあります。全体では、岩波文庫で上・中・下になるぐらいはありますね。

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