「地球平面説」を証明するために独学ロケットエンジニアが発射計画!有名選手やラッパーも“平面派”に次々転向中!
かの国の最高指導者を指して“ロケットマン”と称したのはご存じトランプ大統領だが、その足元に思わぬ“ロケットマン”がいた。2年間かけて作り上げた自作のロケットを今まさに発射しようとしていたのだ。
■自作ロケット打ち上げの目的とは?
米カリフォルニア州在住のマイク・ヒューズ氏(61歳)は自らを“独学サイエンティスト”と称し手作りロケット開発に余念がない。普段は時給15ドルのリムジン運転手として働きつつ、週末の自作ロケット開発に熱中しているという、アメリカ人に多い“趣味に生きる人”だ。
先日、2年の歳月と2万ドル(約220万円)を費やして開発した有人ロケットが遂に完成した。オンラインコミュニティのクレイグズリスト(Craigslist)で手に入れたキャンピングカーを改造した自走式のロケット発射台も首尾よく仕上がり、さっそく11月25日の土曜日にカリフォルニア州のモハーヴェ砂漠某所で打ち上げることを宣言。2014年のロケット発射で記録した高度約400メートルを超える高度550メートル(1800フィート)を目標に機体はセッティングされていた。
ちなみにこのロケットはジェットエンジンではなく圧縮した蒸気の力(steam-powered)で推進するという。いわゆる“ペットボトルロケット”の発展型ということなのかもしれないが、人間が乗り込んで数百メートル上昇できるとはすさましいパワーである。
待ちに待った約4年ぶりのロケット発射であったのだが、なんと土壇場になって土地管理局から連絡が入り当日の発射は中止。発射計画は延期となってしまった。前回の発射の時と同じく土地のオーナーの許可を得て、連邦航空局(FAA)にも報告していたのだが、FAAは計画の報告を受け取っただけで許可はしていないということのようだ。
ともあれヒューズ氏の計画は中止。現在は発射場所の選定を含めて計画を練り直している最中にあるということだが、今回の発射計画の裏にはある人々の存在があったことがわかりその件でも話題を呼んでいる。その人々とは地球が平面であると主張する“地球平面説”支持者たちである。
有力紙「Washington Post」によれば、昨年ヒューズ氏は次のロケット発射は地球が平面であることを証明するためのプロジェクトであると表明してクラウンドファンディングの「GoFundMe」でプロジェクトの資金を募っていたのだ。これに多くの“平面派”が賛同し、8000ドル(約90万円)の投資が集められた。そしてヒューズ氏は今回のロケットの本体に「平面地球の調査(RESEARCH FLAT EARTH)」という文言をペイントして出資者にメッセージを送っている。
こうして“平面派”に転向したヒューズ氏は事あるごとに“平面説”を口にしていて、地球は丸いと定義している現代の科学を批判しているようだ。
「サイエンスとサイエンスフィクションに何の違いもないのさ」とNASAの月面着陸も“陰謀”であると断言するヒューズ氏。はたして近日中にロケットを発射できるのかどうか、いろんな方面から注目が集まっている。
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