ベトナム「枯葉剤」の被害は終わっていなかった! 今も苦しむ子どもたちの写真6選とモンサント社の大罪
ベトナム戦争による被害者団体が先日、「米軍が散布した薬剤による健康被害者数は、戦後に生まれた児童も含めると300万人以上」と発表した。また、その薬剤を製造した化学品メーカー「モンサント」の社員が当時の米軍と同社とのやりとりについて内部告発を行い、化学をめぐる闇が再び注目されている。
■ベトナム農村に9年間まかれた“オレンジ剤”の被害
まず、現在のベトナム人被害者数を告発したのは、人権団体VAVA(ベトナム枯葉剤被害者協会)。オレンジ剤と呼ばれる枯葉剤により身体的ダメージを受けた人たちで構成されている団体だ。この薬剤の製造には、大手化学品メーカー7社が参入していた。発注したのは米軍「防衛部」。大義名分はこうだ。
「森林に潜む敵から米軍とベトナム農村部を“防衛”するために、森林をいったん枯らしてしまおう。そうすれば敵は農村部に来られなくなるから、ベトナム国民を守ってあげられる」
こうして米軍はオレンジ剤をベトナム農村に9年間まき続け、結果的に、3世にもわたる健康被害者を生んでしまった。
腫瘍、発疹、神経症はもちろん、先天性欠損症として体の一部が無い、2足歩行ができない、だからそもそも立ち上がれない。VAVAは現在、さまざまな証拠写真を発表しながら薬害を訴え続けている。目先の解決策だけを優先し農薬を安易に使用するとどうなるか。権力を持つ人間の愚行が、他人の人生を長期にわたり狂わせるという事実を、こうして示しているのだ。
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2024.10.02 20:00心霊ベトナム「枯葉剤」の被害は終わっていなかった! 今も苦しむ子どもたちの写真6選とモンサント社の大罪のページです。農薬、先天異常、環境汚染、モンサント、ベトナム戦争、鮎沢明、オレンジ剤、枯葉剤、除草剤などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで