ベトナム「枯葉剤」の被害は終わっていなかった！ 今も苦しむ子どもたちの写真6選とモンサント社の大罪

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「Collective Evolution」の記事より

　さすがに人間としての良心に耐えかねたのか、枯葉剤製造に参加した当時のモンサント社員から内部告発が出た。その内容に背筋が凍る。

「注文を受けた際に接した米軍関係者は、ベトナム人の健康被害に対して、そもそも関心すら持っていませんでした」

　……呆れて言葉が出てこない。いまだにアメリカ政府は「現地住民の健康被害は、全くの想定外だった」とシラを切り続けている始末だ。関心を持たないのだから想定もできなかった、ということだろうが、想定しようとすらしなかったこと自体に問題がある。「純粋無垢」とは訳が違う。

「Collective Evolution」の記事より

■モンサントの除草剤「グリフォサート」は枯葉剤の再来か

　被害告発はベトナム人からだけではない。ベトナム戦争後、現地から帰還した米軍関係者やその家族は「あんなひどい枯葉剤に接した我々も被害者だ」と主張した。そして、製造元の化学品メーカーなどを相手取り訴訟を起こし、莫大な賠償金を得ている。彼らやその家族が被った被害は、発疹、皮膚刺激、流産、心身症、糖尿病、先天性欠損症、悪性腫瘍など……どれもベトナム人被害者と同じだ。

 
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