沖縄・波照間島で殺された女の怨念が宿る“呪われたトイレ”に潜入! 消えない血痕、島民の監視… 「本当に近づくべきではない」激ヤバスポット
この事件後、島の人たちの生活も変わった。「どんな者がどこで何をしているか分からない」といった理由で、来島客を監視するようになったのだ。狭い島のことだ。挙動不審な者がいれば、島民全員にそれが伝わる。そして、全力を挙げて探し出して“職務質問”をする。
ある夏の日、宿泊先を決めないで島にやって来た男性がいた。彼は、「どの民宿に電話をしても満室でした。でもまぁ、来てみればどこかに泊まれるだろう~」といった気持ちで来ていた。しかし、一通りの観光をしてから宿を探しに行ってみると、どこもかしこも満室だった。キャンセル1つさえ出ていなかったのだ。そこで慌てたのは島民だ。「絶対に野宿させない!」ということが徹底されていることから、リーダー格の男性が走り回って、ある民宿の物置部屋のようなところが用意された。
宿泊先を決めないで島にやって来た男性は、こっぴどく怒られ、ひたすら頭を下げていたという。それだけ、島の“掟”は厳しいものになった。取材を進めていると、島民とは思えないような格好をした20代の男性が声をかけてきた。
「例の事件の取材で来られたんですよね? ここだけの話ですが、あのトイレは呪われているんです。実は、壁面にかすかに血痕が残っているんです。それは、今でも見ることができます。事件当時、島の人たちがその血痕を洗い流したそうですが、再び浮かび上がってきたんです。殺された女性の怨念が残っているのでしょうかね? 恐ろしいことです。島の人たちは近づこうとしません。
でも、都会からやって来る観光客は、平気な顔をして使っていますよ。何も知らないということは、シアワセなことなのかも知れませんね。本当にあそこには近づかない方がいいですよ。何か出ますから!(笑)」(民宿でアルバイトをしていた男性)
20代の男性は、そこまで話すとバイクに乗って船着場の方に行ってしまった。あまり長い間話していると、島民から何らかの疑いをかけられるからだろう。何と居心地の悪いことだろうか……。
この事件以降、船着き場の建物や公民館など、島の施設には、鍵がかけられるようになったという。島の人たちは、都会からやって来る人たちに常に警戒の目を向けている。波照間島に行くときは、十分な準備をしてから訪れたい。
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