ケネディ暗殺犯はやはりオズワルドか? 映像から判明…陰謀論が振り出しに戻る!
■よみがえった「オズワルド単独犯行説」
またオズワルドが使用したとされる銃はイタリア製のカルカノと呼ばれるボルトアクションのライフル銃だが、ケネディが負った傷の度合いと、カルカノ独特のエネルギー放出量を比較し計測したところ、見事に合致した。ナリ博士は、その立場で冷静に、同様の銃創を残すモデルを使い速度や距離などの計算をし続けてきた。
パレードの様子を収めたホームビデオが公開され、一時は「オズワルドの行動とは言い切れない」との見方が広がり、ケネディ死去から半世紀たった現在、このビデオを頼りに「結局オズワルドが真犯人といえそうだ」と結論付ける研究者が登場したことになった。ビデオをめぐり、今後も多くの論説が、さまざまな研究者たちによって深められ、披露されることだろう。
これまでは、米国連邦政府の調査班という信頼できそうな立派な肩書きを持つグループが「オズワルドが犯人だ」と言ったため、それが歴史の事実とされてきた。懐疑論者は、政府のこうしたやり方こそが一方的で軽率な判断だとして前方襲撃説などを主張してきた。
しかし、ケネディの死から約半世紀が経過し、政府の結論を、あくまでも脳神経学や力学の視点から冷静に立証されるとなると、今後、懐疑論者はどのように同じく冷静に「オズワルドが嵌められた説」や「真犯人は別の者説」を立証していくのだろう。しばらくの間は、まだまだ議論が続きそうだ。
(文=鮎沢明)
参考:「Daily Mail」ほか
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2024.10.02 20:00心霊ケネディ暗殺犯はやはりオズワルドか? 映像から判明…陰謀論が振り出しに戻る!のページです。CIA、ケネディ暗殺、スナイパー、鮎沢明、JFK、オズワルド、単独犯行説などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで