ビル・ゲイツが戦慄発言「15年以内に犠牲者3000万人のパンデミック発生」! “生物兵器レベル”の疫病が世界的流行の可能性
■パンデミック対策は国防と治安維持に並ぶ最重要の危機管理
ゲイツ氏は、世界規模で猛威を振るい、死者5000万~1億人を出したといわれている1918年のスペインかぜ(flu pandemic)にも触れ、医学の進歩によりこうしたパンデミックはもう起こらないと考えるのは誤りであると強調している。そして今日の社会でパンデミックが発生した場合は社会生活と経済に与える打撃も相当なものになる点を指摘しているのだ。
「自然発生的なパンデミックに対する防衛のために必要なことのほとんどは、意図的な生物兵器テロのために準備しなければならないものと同じです。そして世界的なパンデミックへの準備は、核抑止と自然災害に対処することと同じくらい重要なことです。イノベーション、各界の協力、慎重な計画は、これらの脅威のそれぞれがもたらすリスクを劇的に緩和することができます」(ビル・ゲイツ氏)
戦争や自然災害に対する準備と同じくらい、疫病のパンデミックに対する備えが必要であることを主張するゲイツ氏は、最先端医療技術によるワクチンや新薬の研究開発もまた常に求められていると語る。
ゲイツ氏とその妻らが共同議長を務める慈善団体「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」が最近行った調査によれば、16歳から75歳のイギリス人の71%が、自国の戦争よりもエボラやジカ熱などの感染症のほうを懸念しているという。もちろん自国が関係する戦争も、その3分の2が勃発を恐れているが、一方でそれよりも多い83%は、どこで出くわすかわからないテロ攻撃に恐怖を感じているということだ。
ゲイツ氏が言うようにテロリストがウイルス型生物兵器を開発しているのだとすれば、あまり考えたくないことだが、今後は街中でウイルス散布型テロが起きる可能性もあるのかもしれない。パンデミック対策はもはや国家防衛や治安維持と一体化した最重要、最優先の危機管理ということになるのだろう。
参考:「Dazzling News」、「Business Insider」、ほか
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