エイリアン文明は「眼球惑星」にある、仏学者発表! 宇宙人の生息地候補が大幅拡大!?

■“表”と“裏”がある眼球惑星とは
月がどうして地球にいつも同じ“顔”を見せているかといえば、月の公転周期(月が地球の回りを一周する時間)と自転周期(月が自分で一回転する時間)が一致しているからである。少しでも時間差があれば我々は月の地表をすべて確認できるのだが、完全に一致しているために地上から月の“裏側”を見ることはできない。
公転周期と自転周期が完全に一致するというのは奇跡のように思えるかもしれないが、この現象は潮汐固定(tidal locking)と呼ばれ、決して珍しい現象ではないという。むしろ天体の関係としてきわめて安定した状態であるため、関係性を長く築いている天体同士は、その相互作用により徐々に潮汐固定へと向かう傾向もあるようだ。
そして眼球惑星とは、簡単に言えば地球の月(月は衛星だが)のような惑星のことだ。つまり恒星の周囲を回る公転と自転が一致した惑星のことである。そして恒星に対して常に同じ“顔”を向けているとすれば、惑星の表半分は常に日光にさらされ、裏半分は常に“夜”となる。
もしも地球が眼球惑星であった場合を考えてみてほしい。常に“昼”の部分の地表は、長い年月を経れば徐々に砂漠のようになるかもしれない。一方で“裏”の半球は南極や北極のように凍てついた大地と海が続く光景が広がるのかもしれない。
■“表”と“裏”の境目の地帯は生物の生息に適している
シーン・レイモンド氏が着目するのは、眼球惑星の“表”と“裏”の境目となるリング状の地帯だ。“表”も“裏”もその中心部は生命にとって過酷な環境になりそうだが、どちらにも移動できるこの境目の地帯は生命の生息にきわめて適している可能性があり、知的生命体の文明が発展するかもしれないことをレイモンド氏は主張している。
そしてこの眼球惑星はハビタブルゾーン外にあっても生命を宿す可能性があるため、候補となる惑星を広い範囲で探せることになる。したがってレイモンド氏はこれまでのハビタブルゾーン一辺倒の探索よりも、幅広く地球外生命体の探査ができるのではないかと主張している。
ちなみに眼球惑星のネーミングは、“表”側の中心部がもっとも日光に強くさらされるため、経年変化で何らかの激しい地理的変化に見舞われ、“目玉”のようなルックスになることからきている。“表”の中心部がもし海ならば、中心部だけが水でその周辺は円を描くように氷に覆われた姿になるかもしれない。
はたして宇宙探査のトレンドがハビタブルゾーンからこの眼球惑星に移ることが起こり得るのか、しばらくは眼球惑星から“目”が離せそうもない。
(文=仲田しんじ)
参考:「Mysterious Universe」、「Nautilus」ほか
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