「トリノの聖骸布」はやはりフェイクなのか!? 槍で突かれた脇腹から流れるイエスの血が… 最新“血痕分析”の結果がヤバすぎる!
■出血場所と布への付着場所が異なる
聖骸布でくるまれたイエスの腕は胴体との角度が45度だが、実際に聖骸布のしみの位置になるには腕と体の間の角度に80~10度の幅がなければ血が手首から肘、前腕の外側に流れないことが判明したのである。
マネキンを使用した槍の傷の場合に関しては、磔にされた状態での血液の流れ方はほぼイメージ通りであったが、量は布にあるように多量ではなくかなり、少量しか発生しなかった点が異なっており、位置も聖骸布にある背中下部のしみと一致しなかったという。
「聖骸布についた赤いしみが本当に磔の際の出血だったと仮定すると、体のさまざまな部分から血が流れるパターンに首尾一貫性がなく、裏付けがとれない。死後出血等が起こりうるかもしれないケースが他にあったとしても、記録された文書が見当たらないばかりか、腰部のしみに関しても非現実的である」と両氏はコメントしている。
熱心な信者らからの反発は必至かもしれないが、布自体がどうやら中世のものでありそうなこと、そして今回の結果から聖書に記述されているイエス・キリストの出血場所と布への付着場所が異なっていたことが判明し、残念ながら聖骸布は中世に捏造された可能性が高まった。
とはいえ、では一体、誰がいつどのような方法でこの聖骸布を創作したのかについてなど疑問は尽きない。聖骸布についての謎は今後も引き続き歴史的、科学的なミステリーとなるだろう。
参考:「Science Alert」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊「トリノの聖骸布」はやはりフェイクなのか!? 槍で突かれた脇腹から流れるイエスの血が… 最新“血痕分析”の結果がヤバすぎる!のページです。バチカン、聖書、血液、Maria Rosa.S、キリスト、トリノの聖骸布、磔、法医学、亜麻布などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで