若者のADHD増加はネットのせいだった!? SNS好きほど“兆候アリ”、社会はADHDだらけに… 危機的実態が判明=米調査
■ネットへのアクセスが多い者から順にADHDへ
先の調査に応じた若者たちは、インターネット使用の理由として、第一にソーシャルメディアの多用を挙げた。ショートメッセージや動画視聴という回答も目立った。半年ごとに調査を行い続けた結果、全員ではないながらも、ネットへのアクセスが多い者から順にADHDにかかっていく傾向が見られたという。
インターネットにアクセスするもしないも本人の意思によるため、周りは誰もそれを規制できない。本人が自己責任のもと、アクセスしたいだけする。配信側も、さまざまな仕掛けを施し、ユーザーがついクリックしたくなるよう工夫を散りばめる。
ミシガン大学の小児科医は次のようにアドバイスする。
「いいですか? 皆さん。せっかくの青春時代ですよ? 青春を彩るにふさわしい生活を送ることを真っ先に優先すれば、インターネットにかじり付かなくても心身ともに満たされる日々を送れるのです。夜は深く眠り、昼は楽しく体を動かし、宿題を済ませ、家族や友達とは直接会う方法で交流する。生活におけるこうした基本的な事項を優先させることが大事なのです」
まさに基本中の基本と言えるが、そもそもADHDは注意力が散漫になり多くのことに対して気が向いてしまうという特徴があるので、この基本事項をこなす生活スタイルこそADHD患者に適しているのではないだろうか? 向いていることから着手するのは、本人にとっても周りにとっても負担が少ないだろう。
もし、自らの中にADHDの兆候を感じたり、また、周囲の者に対して感じることがあれば、一度Wi-Fiを切り、こうした人間らしい基本的な営みを一定期間してみると、求めていた効果を得られるかもしれない。
参考:「Science Alert」、ほか
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