絶滅した「マンモスの毛」で作った111万円のニット帽が衝撃的に素朴!製作者「チクチクしてマッサージ効果もある」=ロシア
また同国のメギノーカンガルースキー地区出身で、前述の馬の毛で帽子を作っているマリア・キムさんは「ケナガマンモスの帽子をかぶった人たちは“頭皮に受けるマッサージ効果で血圧の上昇を抑えたり頭痛を治してくれる”と言っている」とシベリアンタイムスに語っている。医学的に検証されてはいないが、刺激を心地よいと感じる人もいるようだ。
■ケナガマンモスってどんなマンモス?
日本でマンモスと言えば大半はこの種を指すほどマンモス属の代表格的な存在のケナガマンモスだが、シベリアと北米大陸に生息し、その多くは約1万年前に絶滅したといわれている。
その後もシベリアやアラスカから次々と姿を消し、ロシアのウランゲリ島の最後の個体群が約4千年前に息絶えたことで地球上から消滅した。その姿は雄が約体長約3.5メートル、美しい曲線を描く牙は長い物で5メートルを誇り、体毛は腹部辺りで1メートルあった。マンモスは消滅してしまったが、現存する象とは99.4%という確率で遺伝子を共有しているという調査結果が出ている。
現在、大手のネット通販サイトにはアンモソフさん考案のニット帽は出品されていないがもしかしたら脚光を浴びる日が来るかもしれない。そして臭いが心配な方は安心してほしい。マンモスの毛を保証した博物館の責任者、グリゴリエフ氏曰く「完全に無臭です」とのことだ。
いったい、どんな人が買うのか興味津々なので続報が出ないかとついシベリアンタイムスをチェックしてしまう筆者である。
参考:「Daily Mail」、「Siberian Times」ほか
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