米軍が「空飛ぶ自動運転車」開発で、2社の超新興企業に出資! 軍の“急襲部隊”に応用も?
ジョビーアビエイションのS4
一方、ジョビーアビエイションの“空飛ぶタクシー”はS4と名づけられている。
最大乗員定員はコーラの2倍の4人で、1回の充電で240kmの移動が可能であるというから、より実用的な機体である。
FAAは“空飛ぶタクシー”の速度制限をしてないが、S4は明らかに警察ヘリなどよりも速く移動できるということだ。
今のところコーラもS4もほかの飛行物体を検知する機能は備わっていない。機体やシステムに何か異常があった場合は出発地点に戻ってくるようにプログラムされているという。またS4にはパラシュートが装備されており、重大な異常が発生した場合はパラシュートで着陸する。
テスト飛行は通常は同社CEOが個人で所有する牧場で行なわれているが、時にはカリフォルニア州にある米陸軍のフォート・ハンター・リジェット基地でもテスト飛行が行なわれているということだ。
両社共にペンタゴンが背後にいるDIUxからの出資を受けたことが明らかになったのだが、それでも軍用の機体は作らないという。FAAは両社の“空飛ぶタクシー”に武器を運搬することを禁じている。ということは武装した兵士も乗り込めないことになるが、ライセンス生産などで軍用の機体が登場すれば、その限りではないのかもしれない。
米軍の動きが気にはなるのだが、夢の“空飛ぶタクシー”の実用化が機体の面からも法整備の面からも着々と進められていることは間違いないようだ。
参考:「Robots News」、「The Guardian」、「Daily Mail」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊米軍が「空飛ぶ自動運転車」開発で、2社の超新興企業に出資! 軍の“急襲部隊”に応用も?のページです。米軍、自動運転、仲田しんじ、ドローン、空飛ぶタクシー、ペンタゴン、国防総省、キティホーク、ジョビーアビエイションなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで