西暦4413年に行ったタイムトラベラーが衝撃暴露! 「もはや人間は存在しておらず…」 英政府の極秘任務でわかった戦慄の未来
■「この時代にはもはや人間は存在していない」
ウォーカー氏が目覚めるとそこは病院のベッドの上だった。身体にかけられていた毛布をまくると、自分がまだ特製スーツを着ていることがわかった。あたりを見回したがベッドのほかは何もない部屋であった。
「ハロー! 誰かいますか!」
と思わず叫んだウォーカー氏に返答したのは、明らかにロボットとわかる女性の声であった。
「ハロー、ルイス」
声の主らしきロボットの姿は見えなかったが、それでもウォーカー氏は現在の西暦を尋ねると、ロボットの声は今が西暦4413年であると答えた。実験計画ではウォーカー氏は600年先の未来に送られる手筈になっていたのだが、それよりもはるか先の未来に来たことになる。ひょっとすると実験は失敗したのだろうか。
ほどなくして何もなかった壁に扉が出現し、ウォーカー氏は部屋を出た。病院にはウォーカー氏以外に人間の姿は見当たらず、人間によく似たロボットだけが働いていた。
1台のロボットに病院の出入り口を教えてもらったウォーカー氏は外に出たのだが、そこには見たこともない大都市の景観が広がっていた。空飛ぶ車が空にひしめき合い、街の通りはロボットで溢れかえっていたのだった。
幸運にも1人の人間の男性を発見したウォーカー氏は、その人物に駆け寄った。話してみると彼もまたタイムトラベラーで、2030年からやって来たということだった。
さらに彼の話によれば、タイムトラベル技術は2028年に公にされ、今いるこの4413年の世界は旅行先として人気のスポットであるという。そして「この時代にはもはや人間は存在していない」という驚きの事実を告げられたのである。
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2024.10.02 20:00心霊西暦4413年に行ったタイムトラベラーが衝撃暴露! 「もはや人間は存在しておらず…」 英政府の極秘任務でわかった戦慄の未来のページです。ロボット、時間、仲田しんじ、タイムトラベラー、極秘任務などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで