大麻解禁で2020年までに25万人の雇用が生まれると判明! パナソニックと同等、年収2800万円…主な仕事内容5つ!
アメリカ各州、カナダ全土で大麻(マリファナ)が合法化され、世界中で合法化の動きが加速しているが、これによって恩恵を受けるのは大麻愛好者だけではない。巨大な雇用創出にも繋がるのだ。
米ニュース「CNBC」(12月8日付)によると、2020年までに大麻業界が生み出す雇用は25万人に上るという。単純な比較はできないが、「東洋経済ONLINE」(2016年3月24日付)によると、日本の大企業「パナソニック」の正社員数が約25万人。大麻業界は数年で一大企業に匹敵する雇用を生み出すことになる。
●大麻栽培者
そうなると人件費も膨大なものとなる。大麻栽培を取り仕切るのは園芸や農業の大学教育を受けた専門家だ。彼らには高額の報酬88000~250500ドル(約1000~2800万円)が支払われるという。
●大麻収穫人
大麻栽培も農業であるため、収穫しなければならない。収穫時期は限られているため、パートや日雇いのような雇用形態になるが収穫人の存在は必須だ。ただし、誰でも収穫人になれるわけではない。特殊な技術は要しないが、21歳以上であり、米国から許諾を受けている人物しかなれないそうだ。ただ将来的に収穫が機械化されれば、彼らの出番は少なくなっていくだろう。時給は12.25~14ドル(約1400~1600円)ほどになるという。
●大麻調剤師
そして、大麻の流通には大麻の薬剤師も必要になる。大麻調剤師と呼ばれる専門職だ。彼らは薬剤師が薬の専門家であるように、大麻の専門家として大麻に関する広範な知識を有していなければならない。報酬は時給13.25~16ドル(約1500~1800円)になるという。1日7時間週5日働ければ、月に2240ドル(約25万円)ほどになる。
●大麻ショップ
そうして調合された大麻を消費者の元に届けるのは大麻ショップの役目だ。大麻とはいえ販売は他の小売品と変わらない。ショップマネージャーの給料は56000~98000ドル(約630~1100万円)ほどになるという。
●大麻の抽出管理者
合法大麻はガム、ベイプ、ローション、お茶、錠剤、香水、果ては女性用生理用品まで幅広く商業展開されるようになるだろう。こうした商品を作るためには大麻オイルを抽出する専門家が必要になる。もちろん極めて高い専門性が要求されるため、その多くが関連分野の博士号を取得した人物が占めることになるだろう。報酬も72000~191000ドル(約800~2100万円)と高額になるという。
大麻解禁には医療的なメリット、犯罪の減少だけでなく巨大な経済効果もある。大麻解禁が多くの利益をもたらすことは世界中が認めていることだが、日本は大きく出遅れてしまっている。その理由については宮台真司氏、高樹沙耶氏、石丸元章氏の超豪華鼎談をご覧頂きたい。
【『平成最後の超大麻論(宮台真司✕高樹沙耶✕石丸元章)』まとめ読み】
参考:「CNBC」、ほか
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