「大麻のミクロ写真」が美しすぎてトリップするレベル! 大学教授が全力撮影、“本当の大麻”理解のための動き加速
まるで新種生物のような、不思議で不気味な画像の数々だが正体はいったいなんだろうか? 実はマリファナ、大麻なのである――。
■大麻の超ミクロ写真がまるでアート
撮影を行ったのは大麻研究の第一人者である、米ロチェスター工科大学のキンスマン博士。
科学にあまりなじみのない一般の人々向けに、視覚的に刺激し興味を持ってもらう意図で今回の撮影を思いついたという。これらの画像までたどり着くには大変な労力と手間暇がかかっているということだ。
まず水蒸気が写り込まないよう、大麻草(カンナビス)のサンプルを数時間かけて完全に乾燥させてから金でコーティングし、電子ビームを全体に照射。走査型電子顕微鏡(SEM)を使用して、サンプルから放射される二次電子をコンピュータに記録、データを収集してイメージを形成、真空状態の中で1回に4分かかる特殊なコンピュータ・スキャナーで撮影したという。
大麻をいぶした時に人々をハイにさせる成分をTHC(テトラヒドロカンナビノール)と呼ぶ。脳の中枢神経系に作用して生物の精神活動に影響を与えるTHCが包まれている球状の嚢 (のう)を画像では正確に見てとることができる。より判別しやすくするために、嚢に明るい色をつけているという。
嚢の大きさは約2~3ミクロン(1ミクロン=1/1000ミリ)というから、想像を絶するミクロの世界である。
また嚢だけではなく、茎には昆虫などの外敵から自らの植物体を守るための棘のような毛状突起の詳細まではっきり見ることが可能だ。3日かけて種がどう育っていくかの様子も把握でき、資料としても優れたものであるといえよう。
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