「大麻のミクロ写真」が美しすぎてトリップするレベル! 大学教授が全力撮影、“本当の大麻”理解のための動き加速
■合法化の流れは加速するのか
現在、大麻はアメリカの半分以上の州で医療用に認められており、カナダでも嗜好品として合法化され世界的に注目されたことは記憶に新しい。
医療用としては鬱や不眠などに用いられるほか、自閉症や皮膚疾患の湿疹、乾癬といった症状で悩む患者にも有効かどうか研究中であるという。また一説では、THCが含まれる大麻油はがんと闘う特性を持っている、との専門家の声もある。
イギリスではこれまで違法であったが、同国内で末期の大腸がんと胃がんを患っていた52歳の女性は大麻油の摂取で健康を取り戻したと主張する。
だが科学的な研究では、大麻油が不安やストレスを軽減させる可能性は否定しないものの、長期間にわたる濫用はマイナスの記憶をリセットする脳の能力に影響を及ぼし、鬱を悪化させる懸念があるとの結果も出ているようだ。
メンタル面で問題を抱えていたり、精神病や統合失調症の人々を増加させる原因になる可能性が指摘されているため、やはり使用には注意が必要であろう。
イギリス政府は今秋より医療用大麻を解禁し、医師の処方箋があれば入手可能となる一方で、大麻の扱いについてあくまでも医療用に限定され、嗜好品などの幅広い合法化への一歩ではないことを強調している。
世界各国で合法化されていく動きのある大麻だが、臨床例のデータはこれからだ。合法化により、どのような影響が出てくるのか注視していきたい。
(文=Maria Rosa.S)
参考:「Daily Mail」、ほか
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