NASAの火星探査機「インサイト」が録音した“火星の風音”に超感動! 火星のバイブス&マッシヴサウンドに酔いしれろ!
■インサイトの3つの主要装備
火星表面を動き回るキュリオシティなどの探査車とは違い、このインサイトは定点にとどまって主に火星の内部の構造を解き明かすためのデータを収集するミッションが託されている。その主要装備は下記の3つだ。
●地震計
インサイトに搭載されたSEIS(Seismic Experiment for Interior Structure)と呼ばれる地震計は、火星の地殻活動で発生したパルスをとらえて記録している。火星の内部で行き交っている地震波を研究することで、何が地震波を発生させているのかを突き止めることが最終的な目標である。火星には地震活動が存在するのか、あるいは地球よりも頻繁にあるといわれる隕石の衝突が地面を揺らしているのか、インサイトの地震計がそのメカニズムの解明に大きく役立つと期待されている。
●熱プローブ(heat probe)
HP3(Heat Flow and Physical Properties Probe)と呼ばれるインサイトの熱プローブ(探針)は、これまでのどのプローブよりも深い地下約5メートルまで到達し、火星内部からの熱の流出量や熱源を調査する。
●ラジオアンテナ
地球と同じように、火星もまた太陽の周りを公転する間に火星の自転軸がわずかにふらつく「極運動」の現象が起きているが、「RISE(Rotation and Interior Structure Experiment)」と呼ばれるラジオアンテナで火星の極運動を電波を使って正確に測定して、火星の自転と内部構造を知る手がかりを得ることが期待されている。
ご存じのようにキュリオシティなどの探査車によって火星の地表にさまざまな興味深いものが“発見”されているのだが、今後このインサイトによって火星内部のアッと驚く“発見”がもたらされるかもしれない。
(文=仲田しんじ)
参考:「Daily Mail」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊NASAの火星探査機「インサイト」が録音した“火星の風音”に超感動! 火星のバイブス&マッシヴサウンドに酔いしれろ!のページです。NASA、火星、仲田しんじ、JPL、探査機、インサイト、エリシウム平原、地震計などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで