【展示中】日本初の「無修正カラー死体写真集」刊行した写真家・釣崎清隆!「スマホでも死体以外を撮ることはない」

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ーー個展:四半世紀にわたり世界の死体現場でゴア芸術を追求してきた釣崎清隆の軌跡を総覧。『THE DEAD』発刊記念回顧展『Days of the Dead』新宿眼科画廊(12月26日まで)開催記念!

thedead_h1のcopy.jpg写真集「THE DEAD」。眼科画廊にて先行発売中
釣崎清隆氏

 ちょうど3年前のことになる。死体写真家の釣崎清隆氏は、こう言った。

「オレは、死体の写真しか撮らないよ。スマホでも死体以外を撮ることはないね!」

 素人の乱12号店「ナオナカムラ」(杉並区高円寺)で『笹山直規+釣崎清隆展覧会「IMPACT」』という展覧会が行われていたときのことだった。その場には、死体画家の笹山直規氏もいた。

 釣崎氏の目の前にあったのは、『死』という文字が書かれたケーキだ。誰かが差し入れをしたものだったと思う。周りにいた人たちは、面白がって写真を撮っていたが、釣崎氏は、見向きもしなかった。私は、この言葉を聞いて、「さすがにこの人は、徹底しているな!」と思った。

 その釣崎氏が写真家生活の集大成となる死体写真全集『The Dead』(東京キララ社)を刊行した。同写真集に収められているのは、四半世紀に渡って撮られた死体写真の数々だ。赤味がかったその写真からは、血の匂いが漂ってくる。どのページを見ても、死体、死体、死体だ。

「キャリアとしてのスタートは、タイの交通戦争でした。その次は、コロンビアの麻薬戦争です。冷戦直後のロシアにも行きました。またラテンアメリカに戻ってからは、メキシコに行きました。9・11を超えてパレスチナに行っています。3・11は、日本でした。東北ですね。2008年にはインドにも行っています。インドは、死体写真家の聖地です。キャリア10年を過ぎた頃に行きました。ある程度の修行を積んでから撮っています。最近は、メキシコと日本です。コロンビアには、今でも惹かれますね~」

「今まで、国内で死体写真集を出すチャンスはあったのですが、2011年には、3・11の東日本大震災があったりして、企画が流れてしまいました。また、出版社の上層部の反対があったりもしました。コアマガジン社の『BURST』という雑誌では、連載もしていましたけど、作品集となるとダメだったんです。これまで、死体写真集は、イギリスやフランスで出版されていますが、国内では初めてのことになります。コアマガジン社でダメだったものをキララ社が出してくれたんです!! 感無量です」

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