【展示中】日本初の「無修正カラー死体写真集」刊行した写真家・釣崎清隆!「スマホでも死体以外を撮ることはない」
現在、釣崎氏は、新宿眼科画廊(東京都新宿区)で『THE DEAD』発刊記念回顧展『Days of the Dead』を開催中だ。会場には、20点の写真作品が並び、その中には、近年撮影されたメキシコの写真や今年撮り下ろされた富士樹海の写真もある。また、奥にあるフロアには『死化粧師オロスコ』、『ジャンクフィルム 釣崎清隆残酷短編集』、『ウェイストランド』という残酷ドキュメンタリー3部作が日替わりで上映されている。
『死化粧師オロスコ』は、釣崎氏が撮影・監督を務めた映画作品で、世界でもっとも治安が悪いとされているコロンビアのボゴタという街で、死化粧師(エンバーマー)のオロスコ氏を撮影したものだ。2000年に渋谷のアップリンクでこの作品を見たことを覚えている。もちろん、その内容はショッキングだったが、釣崎氏の目線の確かさを感じた。コロンビアに行けば、色々なものに出会うはずだ。でも、その中からオロスコ氏を見つけ出している。そして、3年間に渡って密着している。「この人は、絶対に信用できるな!」と思った。
連日、新宿眼科画廊には、長年の釣崎氏ファンや外国人観光客が足を運んでいる。また、偶然、画廊の前を通って入ってきた会社帰りのサラリーマンやOLも写真に見入っている。釣崎氏も来てくれる人たちと話をするのを楽しみにしている。一見、怖そうに見えるが、話をしてみるととても気さくな人だと分かる。足を運んでみよう。開催期間は26日まで。
(写真・文=酒井透)
※関連記事→【閲覧注意】日本初・無修正カラー死体写真集出版へ!「過激表現、社会に問う挑戦」死体写真家・釣崎清隆対談インタビュー
『THE DEAD』発刊記念回顧展『Days of the Dead』新宿眼科画廊
12月26日(水)まで。 12:00~20:00(水曜日 ~17:00)※木曜休廊
・https://www.gankagarou.com/
【写真集情報】
書名:THE DEAD
著者:釣崎清隆
体裁:A4 カラー 208ページ 函入
定価:本体7,000円(税別)
発行発売:東京キララ社
ISBN:978-4-903883-35-9 C0072
・現在眼科画廊にて先行販売中。書誌情報、取り扱い店舗ほか本作品詳細ページは、今後以下URLにアップ予定。
・http://tokyokirara.com/information/2048/
釣崎清隆(つりさき きよたか)
死体写真家として知られ、ヒトの死体を被写体にタイ、コロンビア、メキシコ、ロシア、パレスチナ等、世界各国の犯罪現場、紛争地域を取材し、これまでに撮影した死体は1,000体以上に及ぶ。写真集『DEATH:PHOTOGRAPHY 1994-2011』(Creation Books)、著書『死者の書』(三才ブックス)、DVD『ジャンクフィルム』など多数
●酒井透(さかい・とおる)
写真週刊誌「FOCUS」(新潮社/休刊中)編集部カメラマンを経て、現在、秘境・不思議スポット探検家/写真家として活動中。「FOCUS」時代には、逮捕直後の宮崎勤をスクープする。国内はもとより、これまでに50カ国あまりで取材活動を行っている。著書に『中国B級スポットおもしろ大全』(新潮社)、『未来世紀 軍艦島』(ミリオン出版)などがある。最新刊は、『軍艦島 池島 長崎世界遺産の旅』(筑摩書房/共著)。
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊【展示中】日本初の「無修正カラー死体写真集」刊行した写真家・釣崎清隆!「スマホでも死体以外を撮ることはない」のページです。死体、釣崎清隆、Days of the Dead、The Deadなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで