予知夢の存在を証明した歴史的科学実験がスゴすぎる! 「未来が現在に影響」大学教授も困惑、定説覆す量子的“円環の時間”とは!?
米セイブルック大学の心理学教授であるスタンリー・クリップパー博士は、過去40年にわたり予知能力の研究を行ってきたことで知られ、特に予知夢に関する次の実験は自身でも“重要な研究”だと強調している。オルタナティブニュース「Collective Evolution」(1月14日付)によると、実験の内容はこのようなものだ
「毎晩、被験者は次の日の朝に起こる出来事についての夢を見る意図を持って眠りに入る。就寝中に被験者は4回から5回起こされ、見ていた夢を報告する。翌日の朝、実験者はあらかじめ用意されたトピックから1つを無作為に選び、被験者に見せる」
トピックは被験者が見た夢とは関係なく選ばれており、それが見せられるまで被験者は何を見せられるのかは分からない。それにも関わらず、この実験では予知夢の存在を強く示唆する象徴的な事例が起こったという。
実験は8日間にわたり続けられたが、それぞれの被験者が少なくとも1回は夢の内容とトピックが一致したという。なぜこのような一致が起こったのか? ある被験者は鳥についての夢を一晩で複数回経験した。そして翌日、選ばれたトピックは鳥だったのだ。不思議なことはそれだけではない。この被験者は空を飛ぶ鳥、沼地にいる鳥、頭の上を飛ぶ鳥などを夢の中で見聞きしていたが、選ばれたトピックは音声でもビデオでも全て鳥だったのだ。それぞれランダムに選ばれていたにも関わらず!
クリップパー博士は、そのヒントが量子力学にあると考えているそうだ。
「量子的な出来事は西洋人が考え、経験する時間とは別のタイムスケールで起こっています。我々は時間を過去・現在・未来として捉えていますが、量子力学は時間について異なるコンセプトを提供してくれるのです」(クリップパー博士)
またクリップパー博士は古代人や先住民の時間感覚に言及している。それは過去から現在を経由して未来へ一方向に動く矢としての時間ではなく、円環の時間であり、出来事の同時性の感覚であるという。
あるいは量子力学の“逆因果”が予知夢を含めた予知現象一般に関わっていると考えることもできるだろう。逆因果あるいは逆向き因果とは、現在は過去だけでなく未来からも影響を受けているとする仮説である。2012年にオーストラリア出身の科学哲学者ヒュー・プライス氏が量子力学の難問を解決するために導入した。
通常の因果関係では“未来を予知した”としか思えない予知夢も、未来に起こる出来事の方が夢に影響を与えていると考えれば合点がいく話だ。いずれは、予知能力が量子力学の観点から解明される日が来るかもしれない。今後の研究にさらに期待したい。
(編集部)
参考:「Collective Evolution」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊予知夢の存在を証明した歴史的科学実験がスゴすぎる! 「未来が現在に影響」大学教授も困惑、定説覆す量子的“円環の時間”とは!?のページです。予知夢、超能力、超心理学、逆因果などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで