「不食人間」になったピザの宅配員の“見た目の姿”がヤバい! 太陽エネルギーで生きる不食支持者の実態!
しかし、カイさんはこれまでに報じられてきた不食の人々に比べると体重約83キロと体が大きく、職業がピザの宅配員であることからメディアに寄せられた複数のコメントには、
「いや、普通にピザ食べてるでしょ」
「宅配しながらピザのトッピングをつまんでいるはず」
「何も食べていないにしてはちょっとぽっちゃりし過ぎじゃない?」
などと、カイさんの不食を疑う者が多いのも事実である。
■本当に安全なのか? 本当に食物を口にしていないのか? どこまで本当?
ブリザリアニズムはその特殊な生活習慣から専門家の間で物議を醸している。人間が生きるためには、水と食料が必要であり、不食行為は、科学的にはその効果が証明されていないと多くの科学者や医師は訴える。これまでに不食を試みて命を落とした例もあり、医学と科学の両方面からブリザリアニズムは極めて危険であると断言されている。
これまでに不食を唱える人物を24時間監視下に置いて、その暮らしを検証する実験を行った際に、飲食をせず過ごした人物も実際いることから、不食という習慣は存在すると認められている(詳細はトカナ過去記事)。しかし同時にメディアで報じられたブリザリアンの中には不食を唱えながらも実はこっそり食事を取っていたことが明るみになってしまったという恥ずかしい人物も数人おり、不食を支持・実践する人々も一枚岩ではない。
年々増加しているといわれる太陽を浴びてそのエネルギーのみで暮らすサンゲイザーやブリザリアンと呼ばれる生活様式だが、全ての人に適合するわけではない。医師や科学者たちはこれまでと同様に警鐘を鳴らし続ける。
国連の世界人口予測によると、現在の地球総人口75憶5千万人が2055年には100憶人に到達すると考えられている。医療の発達もあり、寿命が延びればそれだけ食料の需要も増加するだろう。不食という習慣がこれからの人類の暮らしにどのような影響を与えるのか。続報に期待したい。
(文=清水ミロ)
参考:「Unexplained Mysteries」、「The Sun」ほか
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