突然の集団リンチで500人死亡、タンザニアの黒魔術信仰がエグすぎる! 奇病「Chira」、エイズ、貧困… 超暗黒社会の実態
タンザニアでは、貧困に苦しむ村から周辺都市に出稼ぎに行く人々が増え、その人々が相対的に裕福になることで村人から嫉妬される。また、都会に出ることで、確率的にはエイズに感染するリスクも増大するので、出稼ぎに行く人々は村で忌み嫌われているのだ。
また同国では、村の伝統やしきたりを守らないと「Chira」という病気にかかるといわれている。「Chira」はエイズと同一の症状を意味する言葉だが、村の建前と名誉を守るために生まれた概念で、異なる扱いをされる。たとえば、家族を養うために出稼ぎに行きHIVに感染した人は「Chira」になるが、売春をしてHIVに感染した女性はエイズとされる。
黒魔術信仰が根強く残り、「生贄」や「魔女狩り」の犠牲者も絶えないタンザニア。いつか、タンザニアの貧困がなくなり、教育も行き届けば、このような事件はなくなるのかもしれない。タンザニアに限らず、アフリカの貧困地域では同様の事例も多い。世界の貧困がなくなり、このような犠牲者が生まれない世の中になることを願ってやまない。
深月ユリア
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血をひき、魔女占い師・魔女優・オカルトライター・ホラー映画プロデューサーとして国内外で活動。深月事務所代表、TR総合探偵事務所で心霊捜査担当。最新刊『世界の予言2.0 陰謀論を超えていけ キリストの再臨は人工知能とともに』(明窓出版)大好評発売中!
参考:「BBC」、「Africa News」、「AFP」ほか
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2024.10.02 20:00心霊突然の集団リンチで500人死亡、タンザニアの黒魔術信仰がエグすぎる! 奇病「Chira」、エイズ、貧困… 超暗黒社会の実態のページです。黒魔術、魔女狩り、アフリカ、アルビノ、タンザニア、エイズ、殺人事件などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで