【実録】都内の闇病院に行ってみた! 診察券なし、謎の別室、恐怖の貼紙…
夏の早朝だからか、腕に入っている刺青を豪快に出し会話をしている派手な若い男性が2名、私より先に診察待ちをしていた。
そこにおばあさんが来院され、いろんな人が来るんだなぁ……と思い、正面に目を向けると、受付の横の壁に『院内暴力への対応』と題した禁止事項が貼られていた。
『殴る、蹴る、胸ぐらを掴む(暴行罪、傷害罪)』『土下座させたり、無理やり謝らせる(強要罪)』といった内容のものがズラッと並んでいた。病院ではなかなか見ない禁止事項だ。
その横には『内密のお話がある方は別室で伺います』といった、優しい心遣いを感じさせる内容の貼り紙もあった。
次に、この病院内にドアが一切ないことに気付く。患者さんと先生の様子が丸見えであった。
ますます面喰らっていると、どうやら私の前の診察待ちをしている派手な男性2名はどうやらプッシャー、つまり薬物などの売人のようだということが会話の内容から理解できた。病院の待合室のベンチで堂々と「あそこで売れた」「あの場所はヤバい」という類の情報交換のおしゃべりが聞こえてきたのだ。
まさに今診察している様子の方が席を立ち、次は刺青さんの順番。「〇〇さーん」と呼ぶ声に合わせるように「すんません俺とコイツ、別室のアレ、お願いします」と『内密のお話がある方』のようだったので、「あ、わかりました。じゃあ〇〇さん、どうぞー」と2人飛んで私の繰り越し診察に切り替わる。
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